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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
何をやってるんだか……
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「なんだか、ワーワー教室がうるさいですね」

「そうだな」

「そうだね」

私達、三人は仲良く登校していた。一夏はもともと一人部屋なのでよく私達の部屋を尋ねて 一緒に登校する。
一人が淋しいのかなんなのか知らないが俺達も迷惑だと思ってないので一緒通う。
いつものように世間話などを話して、教室に近づいた時だった。前方ーー教室の方がいつもの五割増しでうるさい。そんなに何を騒ぐ必要があるのだろうか?前の学校も同じだが、キャアーキャアーと女子独特の黄色い声はずっと聞いていると耳がキーンとしてあまり好きではない。

「なぁ……優里。そんなとこ、立ってないで入らないか?」

「いいです。その騒ぎがおさまったら入りますから」

「……シャルルからも言ってやってくれよ」

「そうだね。優里、入ろうよ。そこ教室の入り口だから後ろから来る人の邪魔だし、織斑先生に怒られるよ」

「……それは大変ですね」

織斑先生という言葉に眉が動く。そして、気ごちなくだが教室に入る。

「で。あいつらは何を騒いでるんだろうな?」

「「さぁ」」

私とシャルルは同時に小首を傾げる。

???

俺は隣を歩く二人に話しかける。

「今日も特訓するんですか?一夏?」

「あぁ。少しでも強くなりたいし」

「じゃあ、僕も協力するよ。優里じゃ、所々抜けてるし」

「…………」

「そんな睨まないでよ」

「ええと。今日使えるのは……」

「第三アリーナだ」

「「「!?」」」

見事なシンクロで同時に肩を震わせ、振り返る私たち。その様子を不満そうに見ている箒。僅かだが、眉もひそめている。

「……そんなに驚くほどのことか。失礼な奴らだ」

「そういうほうーーんんっ」

いつものように文句を言おうとしたら、シャルルに素晴らしい早さで口を覆われた。

「お、おう。ごめんな」

「ごめんなさい。いきなりのことでびっくりしちゃって……、ほら。優里も謝るっ」

「ごめんなさい……」

私とシャルロットの行動と会話に怒る気力もなくなったのだろう。箒はごほんと咳払いするとほら急ぐぞと言う。

???

「騒がしいですね。中で何かあったのでしょうか?」

数分後、第三アリーナについた私たちは人の多さに驚かされた。そして、その人々は特訓をするためではなく 何かを見るために集まっている様子だった。箒も一夏も中が気になるらしい。

「観客席に行きますか?その方がここよりかはいいと思います」

「そうだね」

四人で観客席に着いた時には驚いた。模擬戦が行われていて、そして何よりその模擬戦をしているのは私のよく知っている人物たちだったからだ。

「鈴!セシリア!」

隣の
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