暁 〜小説投稿サイト〜
小学時代を思い出そう!
「日本刀」

[8]前話 [2]次話
 砂鉄の話を書いていて思い出した。日本刀を持ったときは、あまりの重さにびっくりしたものだ!これなら、そりゃ首が飛ぶよ〜!って思った。
 小学4年の時、カミの家に遊びにいった時の事。僕が刀に興味を持っているのを知っているカミは……

「日本刀を見せてあげるよ!」

 と、言って白鞘(しろさや)の日本刀を持ってきた。カミが両手で刀を持つ。パチンと音がすると、ギラギラと照りつける刃が出てきた! カミは警察の鑑識が持っているようなフワフワのついたやつで、ポンポンとした後。

「持ってみなよ」

 と、手渡してくれた。

ズシッ!

 とした重さに、僕は恐さを感じた。 刃に自分が写っていて、本当に刃に写るんだ!と思った。 見ていると吸い込まれそうだった。

「お父さんのなんだ」

 と、カミは言って薄い半紙を実際に切ってくれた。音もなく切れる半紙。カッターと違って本当の刃物は、こうなんだ!と思った。と、思うと同時にちょっとお腹のあたりが涼しくなったのだった。

おしまい

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ