「日本刀」
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砂鉄の話を書いていて思い出した。日本刀を持ったときは、あまりの重さにびっくりしたものだ!これなら、そりゃ首が飛ぶよ〜!って思った。
小学4年の時、カミの家に遊びにいった時の事。僕が刀に興味を持っているのを知っているカミは……
「日本刀を見せてあげるよ!」
と、言って白鞘の日本刀を持ってきた。カミが両手で刀を持つ。パチンと音がすると、ギラギラと照りつける刃が出てきた! カミは警察の鑑識が持っているようなフワフワのついたやつで、ポンポンとした後。
「持ってみなよ」
と、手渡してくれた。
ズシッ!
とした重さに、僕は恐さを感じた。 刃に自分が写っていて、本当に刃に写るんだ!と思った。 見ていると吸い込まれそうだった。
「お父さんのなんだ」
と、カミは言って薄い半紙を実際に切ってくれた。音もなく切れる半紙。カッターと違って本当の刃物は、こうなんだ!と思った。と、思うと同時にちょっとお腹のあたりが涼しくなったのだった。
おしまい
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