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ソードアート・オンライン〜雷皇の狩人と双棍の闘士〜
A:侵食する闇
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ライトとリンの真上に落ちる。
「ふざけるなぁあああっ!!」
「後で覚えとけダークゥウウウウ!!」
あ、ダークは確定か、と突っ込みは入れず、俺は二人がルインコボルド・センチネルを狩ったのを見て、言う。
「……このパーティで来たの間違いだなぁ」
心底思ってしまった。
「んじゃ、そろそろ行きますか」
軽く地面を蹴り、立ち上がったイルファング・ザ・コボルドロードの顔面に。
「チェストォオオオオオ!!」
雷の回転蹴りを浴びさせ、ダーク&アルマ方面へと吹き飛ばす。
『いい加減に此方に飛ばすな!!』
未だ喧嘩中の二人はシンクロしてパンチではね返す。
「ちょ、俺まだ滞空ちゅーーーーー」
そのまま俺は巻き込まれ、イルファング・ザ・コボルドロード共々壁に激突。HPバーを約半分削った。
「いってぇ……ん?」
壁から出た俺の前に、イルファング・ザ・コボルドロード。
「グルルラァアアアアアッ!!!!」
「うるせぇよ!!」
雄叫びと共に放たれた斧を避け、ウィザーソードガンソードモードで足を斬る。
血に似たポリゴンを噴出し、俺はすぐに下がる。
「サナーーーーーは取り合えず良いとして、ライト!!」
「んだよ!!」
「蹴るから力貸せ」
途端、ライトが俺に蹴りを入れる。
「痛い!!」
不意打ちの為、体が付いていかずに生身で受ける。
「いい加減にしろよ!!お前はいつも………」
「そうじゃねぇのによぉ……」
どうやら強力は得られそうに無いので、指輪を付けてかざす。
『チョーイイネ!キックストライク!サイコー!!』
「さて、最終楽章『ソウルフィナーレエンド』!!」
分身し、そのまま空へ飛ぶと、一斉にキックストライクを放つ。
多方向からの蹴りで一気にHPが削られ、ライフはゼロとなった。
「タイムゼロ……それが貴様の絶望のゴールだ」
パンパンと煙を払うと、全員に言う。
「おーっし、攻略終了!」
「呆気ねぇなぁ……」
ライトが言うと、リンも言う。
「今回活躍してねぇな、俺。必要あったか?」
「無いね」
「二の次言わせなくしてやろうか!?」
リンが肩を付かんで揺さぶる。おおう、脳がシェイクされる。
と、そこでソラが叫ぶ。
「三人とも、後ろーーーーー!!」
「「「後ろ?」」」
ハモッた瞬間。
ズガァアアアアン!!
強大な衝撃音と共に、俺の体が両断された。
「うぉおおおお!電気で良かったぁああああああっ!!」
『そこかよ!!』
ライトとリンに突っ込まれる。それより……
「ライト、リン、そいつはイルファング・ザ・コボルドロードか?」
疑問を口にしてみる。
「あ、ああ……」
「でも、黒いぞ!?」
言うと、イルファング・ザ・コボルドロードが曲刀を俺の体から抜き、吠える。
「グルルラァアアアアアッ!!!!!!
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