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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
貴公子の秘密と私の秘密
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世代型なんだよ。そのISの開発ってものすごくお金がかかるんだ。ほとんどの企業は国からの支援であってやっと成り立っているところばかりだよ。それでフランスは欧州連合の党合防衛計画『イグニッション・プラン』から除名されているからね。第三世代型の開発は急務なの。国防のためもあるけど、資本力で負ける国は最初のアドバンテージを取れないと悲惨なことになるんだよ」
(流石、優等生です。分かりやすい)
うんうんと頷く私にプッと吹き出すシャルルさん。何が面白いか分からないが笑ってくれたのなら良かった。やっぱり、彼女は笑顔の方が似合うので……ってベタすぎますね。
「もう……那珂さんも。一夏と一緒で勉強ダメな人?」
「なっ!それは余りにも失礼です、一夏と一緒しないでください!」
「その言い方の方が一夏に失礼なんじゃ……」
しばし、笑うとシャルルさんはまた深刻な顔をして 話し出す。
「えっと、それじゃあ話を戻すね。それでデュノア社も第三世代型を開発しようとしたんだけど、元々遅れに遅れての第二世代型最後発だからね。圧倒的にデータも時間も不足していて、なかなか形にならなかったんだよ。それで、政府からの通達で予算を大幅にカットされたの。そして、次のトライアルで選ばれなかった場合は援助を全面カット、その上でIS開発許可も剥奪するって流れになったの」
「それがどうして男装に繋がるんですか?」
「簡単だよ。注目を浴びるための広告塔。それにーー」
シャルルさんは床から顔を上げて、窓を見た。どこか苛立ちを含んで少し罪悪感を含んだ声で続ける。
「同じ男子なら日本に出現した特異ケースと接触しやすい。可能であればその使用機体と本人のデータを取れるだろう……ってね」
「………」
「那珂さん、僕ね。あの人に白式のデータを盗んでこいって言われてるんだよ」
(……それで罪悪感ですか……)
「でも、それも今日で終わりだね。那珂さんにバレちゃったし、それにどっちにしろ。一夏から白式のデータを盗むなんて無理だったし……」
そこまで言うとシャルルさんは私をまっすぐ見つめる。そして、突然笑い出す。その笑い声はどこか諦めた感じもして悲しい感じもした。そんな無茶苦茶な笑顔を浮かべ続けるシャルルさんは数分笑うと私をまた見る。
「でも。那珂さんと同じ部屋になるなんて思わなかったな」
「私もです」
「一夏かな?って思ったら那珂さんだもん。僕、ちょっと嬉しかった」
「えっ!?」
「その……教室で一夏のために叩かれたでしょう?その、少しだけカッコいいなぁ〜と思って……」
「………」
絶句。そして、震え。
「なっ。なんで震えるの?」
「その……嫌なこと思い出しまして……」
その後、沈黙が落
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