「林間学校」
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僕の小学時代の話だ。
5年と6年の時にそれぞれ、富士山麓の山中湖と日光に林間学校に行った。(いや山中湖は移動教室と言ったかな?)
林間学校に行く朝、学校のすぐ近くのコンクリート工場の前に集合した。その前には広い道路があり、大型バスが3台並んでいた。
僕は車に弱いので、酔い止めの薬を飲んで乗った。まあ、行きも帰りも騒いでいたから、大丈夫と言えば大丈夫だが一応念のためだ。そういえば友達のウッチーが……
「梅干しの種を噛んでれば大丈夫!」
と、言って、自分の口からくれようとしたが、それは断わった!
山中湖の林間学校では、専属の男のカメラマンが付き添っていた。ごっつい一眼レフ!でかいフラッシュ!!カメラを向けられると、なんか気分はアイドルだった!!!
カメラマンの名前は菊さんと言った。ウッチーが「キクちゃん」とあだ名をつけると瞬く間に広まった。そうそうウッチーは、歌を作るのがうまかった!今回はキクちゃんに写真を撮ってもらうための歌を作っていた。こんな歌だった。(作詞・作曲)ウッチー。題「アイラブ・キクちゃん」
「アイラブ、ユーラブ、キクちゃん〜!ちょっと、一枚お願い〜!!」
この歌を、ひたすらリピートしていた。文章で伝えられないのが残念だが、ナカナカの名曲だ。歌詞はシンプルだし、メロディがいい!
余談だが、大人になった僕は趣味で自分で作った歌を歌ったりする。(行きつけのカフェバーで、ライブをしたりしてるのだ)ウッチーの歌を思い出すと、僕の歌の源流を見る事が出来ような気がするのだった。
つづく
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