暁 〜小説投稿サイト〜
小学時代を思い出そう!
「ルーレット」

[8]前話 [2]次話
 小学生の子どもと、オモチャ屋さんへ行った時の事だ。ふと見ると、懐かしいオモチャを発見した。それは「ルーレット」だった。
 僕の小学時代の話だ。

◇◇◇

 3,4年の頃、ネギの家に行くと遊んたのが、オモチャのルーレットだった。確か「モンテカルロ」と言う名前だった気がするが定かではない。ネギがディーラーをして僕は客となり賭けた。

「レイクダウン、この後は禁止します!」

 と、ディーラーのネギが言った。一応、こういうセリフを言うのもルールであり説明書に書かれていた。なによりも雰囲気が盛りあがった!掛け率には、2倍賭け3倍賭けなど、いろんな賭け方があり最高は一点賭けの36倍だった。
 ルーレットをディーラーのネギが回す。しばらくしてネギが玉を投げ入れた。玉は、シャーという音と共に、外枠のヘリにそって転がった。玉の回転がゆっくりになるとしだいに……

カランカラン

 と、鳴りながら、ルーレットの数字の枠にぶつかり跳ねだした。そしてひとつの枠の中に玉は入った。

「赤の36!ミズキ、残念!没収〜」

 と、ネギは言うと火かき棒のようなもので、賭けたコインを持っていってしまった。

「では、賭けて下さい」

 と、ネギが言い。僕はまた賭けた。
 ルーレットには、0と00という数字もあった。めったに賭ける数字ではないので、つい忘れていて、その忘れた頃に玉が入った。

「うわっ、やられた〜!」

 と、僕が悔しがると、ネギは大喜びした。4、5人でする事もあったが、こうして二人でするのも楽しかった。じっくり時間をかけて楽しんだのだ。2時間かけてコインをためて、とうとうネギを破産させた時は、痛快な気持ちになったものだ。

おしまい

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ