暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
お昼休みは危険だらけ
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あの後、なんとか午前中の授業を終えた私達班はお互いに達成感を感じていた。そして、訓練機を片付け 制服に着替えて食堂に向かおうとした私を呼び止めたのは

「よっ!優里、一緒にご飯食おうぜ!」

と親友に呼び止められたなら、断るわけにはいかないだろう。一夏後に続いて歩いていくとそこには地獄とも天国とも言える光景が広がっていた。

???

「あぁ……えっと……。私、本当にここに居ていいんでしょうか?」

「僕もいいのかな?」

ここは屋上にあるスペースにある円テーブルに並んでご飯を食べているのだが……。ジィー、ジィーと親の仇がなんかみたいに明らかな邪魔者を排除しようとする視線が痛い……だからかな……なんというか……居づらい……。
ちなみに並びは私から始めて右から一夏、箒、凰さん、オルコットさん、デュノアさんの並びである。

「なんでだ?優里、まだここに慣れてないだろ?オレが色々後で教えてやるよ、シャルルもな」

空気が読めてるのか読めてないのか……いや、読めてないな……。そういえば、一夏って昔からこんなだったな……と昔に思いを馳せていると

「そういえば、箒。そろそろ、俺の分の弁当をくれるとありがたいんだがーー」

「…………」

「なっ!なんだよ。優里っ」

黙って弁当を差し出す箒を哀れに思いながら、私は一夏を睨む。その一夏はというと私が突然睨むので慌てていた。
(一夏はもうちょっと……周りを見た方がいいじゃないんでしょうか……?)
はぁ……と人知れずため息を着く。

「おぉ。豪華ぁ〜〜」

目をキラキラさせている我が親友。
【子供かっ】と思わずつっこんでしまう私。買ってきたパンをちぎって口に含む。しっかり噛んで飲み込む。

「箒、すげぇなぁ〜??どれも手が込んでそうだし、そして何より美味しそうだ」

モグモグ

「ついでのついでだ!あくまで私が食べるために時間をかけただけだからな……その、誤解するな……」

モグモグ

「だとしても嬉しいぜ。ありがとうな、箒」

モグモグ

「そっそうか……」

ゴックン。テレテレと顔をだらしなく、緩ませる箒。私はそれを見て、パンをちぎり口に含む。

「なぁ。箒、なんでそっちに唐揚げ無いんだ?」

モグモグ。モグモグ、ゴックン。

「!なっ、これは……」

「……ねぇ、一夏。そのこんにゃくとゴボウの唐辛子炒め、美味しそうじゃない?私、味が気になるな〜。食べて、味教えてよ」

横入りしないと前に進まないだろう……と思い、思わず助け舟を出す。しかし、我が親友はそんなことでは引かなかった。

「まぁ、あとでな。それより……」

まぁ……で断られてしまった。なら、私も食事を続けよう。この先はどうなろうと私は知ら
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