暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0980話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「で、で、どうだったのよ? 初めてのアクセル君との夜は」

 朝起きて、照れた様子の円と2人で話していると――身体の具合を聞いたら思いきり抓られたが――既にルーチンワークの如く茶々丸によって風呂の準備が整っていると言われ、昨夜の件で色々と汚れていたのを洗い流して円と合流。その後、朝食を食べる為に食堂へと向かったところ、俺達が姿を現した途端に早乙女と朝倉が目を光らせながら近寄ってきた。
 まぁ、俺じゃなくて円の方に行ったので、取りあえず女同士の話し合いには近づかない方がいいだろうと判断して、あやかや千鶴がいる席へと避難する。
 ちなみに、さすがに30人以上もいる場所で1人ずつの朝食の用意が大変だったのか、基本的に食事はバイキング形式となっている。
 どちらかと言えば食事の用意云々って訳じゃなくて、3-A組からの要望でこんな感じになっているというのが正確なところらしいが。

「アクセルも何が楽しくて女と一緒に過ごすのやら……正直、理解出来んわ」

 どこか呆れた様に呟くのは、千鶴やあやか、美砂、夏美といった面子と一緒のテーブルに着いていた小太郎だ。
 この面子が揃っているのはそれ程珍しい事ではない。俺がこの世界に迷い込んでいた時は、美砂以外一緒の部屋に住んでいたんだし。
 尚、当然の事ながら今の小太郎はもうあの女子寮を出て、きちんと男子寮に入って自分の部屋を持っている。
 千鶴としては色々と心配だったんだろうが、さすがにあの状態で小太郎1人だけが部屋に残るというのは我慢出来なかったらしい。
 で、部屋が違った美砂がここにいるのは、やっぱり俺との関係からのものだろう。
 ……そう言えば美砂と仲のいい桜子の姿が見えないが……あ、いた。大河内達と一緒にテーブルで食べているな。
 そんな風に周囲を見回しつつ、俺は料理の置いているテーブルから取ってきたサンドイッチを始めとした料理や紅茶をテーブルに起きつつ口を開く。

「まぁ、今の小太郎にはまだ思春期が来てないみたいだから分からないが、そのうち分かるようになるさ」
「オホホホ。そうね、でないと夏美ちゃんも色々と大変でしょうし」
「ごぶっ、ちづ姉!?」

 野菜スープを飲んでいた夏美が、思わず口から吐き出す。
 それでも誰もいない方へと吐き出したのは、色々とナイス判断だったと言えるだろう。
 茶々丸の姉妹が早速掃除しに来ているのに礼を言いつつ夏美の視線は小太郎へと向けられるが、その本人は何が理由でこうなったのか分からないまま首を傾げ、料理を食べている。

「んあ? 夏美ねーちゃん、どうかしたんか?」
「いやいや、何でもないわ。小太郎君は安心してご飯食べててちょうだい」
「まぁ、言われんでも飯は食うけど」

 そんな風なやり取りをし、ほっと安堵の息を吐く夏美を眺めている
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ