マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0980話
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りしたら、ここが崩壊するわよ? ……まぁ、それでもアクセル君の独占欲は私としても気持ちのいいものがあるけどね」
照れたような笑みを浮かべつつ部屋に入ってきた美砂は、そのまま真っ直ぐベッドの上へと移動して、腰を掛ける。
「アクセル君との約束から、もう3年ちょっとか。長かったようで短かったわね。……まぁ、最初の1年半は他の世界に行って全くいなかったし。しかも戻ってくれば戻ってきたで、シェリルみたいな新しい女を連れているしね」
微妙に責めるような流し目を向けてくる美砂に促されるように、俺もまたその隣へと座って肩を抱き寄せる。
「そうだな、正直今ではもう女好きって言われてもそれを否定する事は出来なくなった自分に驚いてる。けど……いいのか? ここで俺の女になるって事は、自然とこれからも仲間が増えていくかもしれないんだぞ?」
「ふふっ、まぁ、アクセル君を私1人のものに出来るなんて最初から思ってないわよ。それに……レモン達から色々と話は聞いてるもの。正直、アクセルの夜の相手を1人や2人でやろうものなら色々と壊れるって……」
その言葉は美砂にしても色々と恥ずかしいものがあったのだろう、視線を逸らす。
一応美砂は3-Aの中でもその手の話に興味津々だったと思うが、やはり実際に行うとなると色々と照れくさいのか。
だが、やがて自らに気合いを入れるかのように深呼吸し……俺の方へと顔を近づけ、唇を重ねてくる。
「それに、私は他の誰でもないアクセル君を愛しているの。だからいつまでも……それこそ永遠に一緒にいたいって思うのは間違っていない筈よ。……はい」
そう言って差し出してきたのは、左手。
それだけで何を求めているのかは明らかだった。
空間倉庫から時の指輪を取り出し、美砂の左手を握り……その手の甲へとそっと口づける。
「きゃっ!」
小さな悲鳴を上げて責めるような視線を向けてくる美砂に、もう一度唇を重ね……今度こそ本当に左手の薬指に時の指輪を嵌める。
「これで、私はアクセル君と永遠に共に……」
「ああ。覚悟しろよ? 俺は嫉妬深いから絶対に手放してやらないからな」
「……うん。手放さないで。そして、私にアクセル君の女だっていう証を刻み込んで頂戴」
そう呟く美砂の唇を再び塞ぎ、そのままベッドへと押し倒すのだった。
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