短編73「うちのトイレがおかしんだが」
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朝、起きてトイレのドアをあけたらば……
チン!ジャラジャラ
と、キンキンした音が響き渡り、照明がピカピカ光り、便座を照らしていた。そして……
「出ます、出します、出させます!」
と、どこからともなくアナウンスが流れると、軍艦マーチが鳴り出した。僕はあっけにとられて、出るものが引っ込んでしまった。なので、今日は近所の公園で用をたした。
朝、起きてトイレのドアをあけたらば……
ヒュ〜ドロドロ
人魂が飛び交い、薄く便座を照らしていた。便座の後ろには卒塔婆があり、どこからか線香のにおいがした。僕はあっけにとられて、出るものが引っ込んでしまった。なので今日は、近くのコンビニのトイレに行った。
朝、起きてトイレのドアをあけたらば……
「あら!素敵なお兄さん///」
素っ裸のボンキュボンのお姉さんがいた!僕の息子を握るから、オシッコどころの騒ぎじゃない。僕はあっけにとられて、出るものが引っ込んでしまった。なので今日は、駅のトイレに行った。
そして今日もまた、トイレのドアをあけたらば……
おしまい
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