StrikerS編
第十話「破壊者、暴れる。中編」
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了解。」
と言ってはやてちゃんの元に向かう。
〜アースラ船内〜
機動六課が破壊され、クロノ君が
「しばらくはアースラを使うといい。」と言ってくれて、私達やバックアップ組やFW達も船内に居た。
はやてちゃんが、翔君の容態を告げた。
「とりあえず、命に別状はありません。しかし、右腕と左の鎖骨を骨折しているため両腕が動かせないです。さらに、肋骨も何本か折れているので動けません。また、今彼は眠りについています。」
ホッ、と機動六課メンバーに安堵が生まれる。
正直、見た目で言えば瀕死に見えた翔の安否は全員が気がかりだったのだ。
全体への報告が終わり、八神はやてのもとには十年来の親友と、新人メンバーが集まっていた。
「実際、どうなの? はやてちゃん?」
友人である高町なのはが問う。
それは、不安を解消するためである。
八神はやての報告に虚偽がないかの問であった。
「ん。右上腕骨不完全骨折、左鎖骨完全骨折、右肋骨4番5番複雑骨折及び左肋骨7番完全骨折や。切り傷とかやけどとか、刺し傷の多さで瀕死に見えたわけで。先刻言ったとおり命に別状はないよ……。精神的な問題は別としてな。」
それは、ヴィヴィオを連れられてしまったという事実が翔君にどのような影響を与えるのかを示していた。
なのはは、気丈に振舞っているが、十年来の親友であるフェイト、はやては相当無理していると感じていた。
溺愛していたと言って良い、愛娘を想う母親がこうも無理しているのであれば、父親として娘を想っていた翔君も無理をしてしまうと、容易に予測ができていた。
だからこそ、はやては心を鬼にした。
「部隊長権限で命令します。門矢翔前線指揮官の側に必ず誰かいること。」
エリオ・モンディアルと、キャロ・ル・ルシエはなるべく側にいようと互いに話し合い、その他の女性メンバーは、はやての発言に頷いた。
この時のなのはは心其処に在らずという状態で、命に別状は無いと聞いた辺りから話を聞いていなかったのだ。
娘を奪われ、大切な仲間が傷つけられて。
その内、仲間が無事と聞いて心底安堵して、話を聞いていなかったのは仕方のないことであった。
〜翔sede〜
俺はしばらく動けず、ベッド上に寝ていた。ドアがノックされ中に人が入ってくる。
「久しいな、ディケイドよ。」
「ついに、闇の力を使ってしまったか。」
俺は驚き空いた口が塞がらなかった。
「ショッカーとおっさんがなにしに来た?」と睨む。
そこに居たのは、シャドームーン事月影ノブヒコと鳴滝だった。
ノブヒコが椅子に座り、
「安心しろ、俺はお払い箱だ。」
「なんだと??」
「実は、ガイと意見が別れてな、私率いる穏健派とガイ率いる反発派と別れたのだ。」と言ってきた。
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