4話
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「琉徒くんはどこの高校受けたの」
「…桜南高校です」
桜南は自慢じゃないが、かなりの進学校でこの辺りても2位か3位を争う。
1位は白梅学園だ幼・小・中・高・大学まであるエリート学校の金持ち集団だ。
「桜南かぁ」
「えっと……裕一郎さんはどこ出身なんですか」
名字を母親から聞いていない為、呼び名に困った末やはり、裕一郎さんとなる。
裕一郎は少し困った様に頬をかき。
「私は白梅だ」
「…白梅ーっ」
「あぁ…美架さんも明も白梅出身だよ」
母親と父親の名前が出てきて、俺は固まる。
母親をちらっと見れば、困った様に顔を掻いている。
母親の悪い癖だ、が今は助かる。
「どういう事…かーさんは白梅の出身だったの」
「…そうね…私はとっくの昔に勘当さ競られている身分だから」
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