夜に舞う蝶
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法ははじめて・・・!!」
シャルルはウェンディがシユウを助けたことに涙して、俺たちはシユウさんが治ったことに喜んだ。
「よかった・・・」フラッ
「ウェンディ!!」
治癒を終えたウェンディは気を失う。俺はそんなウェンディを受け止める。
「ウェンディ!?」
「大丈夫。気を失ってるだけだから」
「そうなんだ・・・」
ヨシノちゃんはウェンディが気を失ってるだけと知って安心した表情になる。
「しばらく寝かせてあげよう」
「もちろん!今日はウェンディ・・・すごく頑張ったからね」
「そうね・・・」
「すごかったね〜!」
俺たちはウェンディをゆっくりと地面に寝かせる。そんなウェンディの顔はすごく満足そうな顔をしているように見えた。
しばらくすると・・・
「・・・あれ?」
「ウェンディ?よかった。気がついた」
「大丈夫?あんた魔力を使いすぎて倒れたのよ」
「でも気がついてよかった〜!」
眠っていたウェンディが目を覚ます。よかった。特に問題とかもなさそうだ。
「ウェンディ!!よかったぁ!!」
「ちょ!?」
「いきなり抱きつかないであげて!!」
シャルルと俺はヨシノちゃんがウェンディにいきなり飛び付いたことに驚いてしまう。ウェンディは今起きたばっかりだからあんまり無理させないであげて!!
「ヨシノちゃん・・・あ!!シユウさんや村の人たちは!?」
「安心して!みーんな無事だから」
「ウェンディの魔法が皆さんの氷も溶かしちゃったんだぞ!」
ヨシノちゃんが指をさしたところには元気そうに話している村の人たちとシユウさんがいる。
「シユウもこのまま村にいられることになったんだ!みんながね!「この村でやりなおせ」って言ってくれて・・・!!
ぜーんぶウェンディとシリルのおかげだよ!本当にありがとう!!」
ヨシノちゃんはまんべんの笑みで俺たちにそう言う。ヨシノちゃんも村の人たちも救えてよかった。
「やっぱりウェンディもシリルもすごい魔導士だったんだね!」
「そ・・・そんなっ!」
ヨシノちゃんはそう言いながらウェンディに頬擦りをする。
「なんか二人がイチャイチャしてるように見えるぞ?」
「それはあんたの勘違いよ」
「僕もそう思う〜」
俺が二人を見てそう言うとシャルルとセシリーに否定される。本当かな?なんか最近ウェンディが俺からすごい離れていってるような気が・・・
「ところでさぁ・・・シリルの膝枕はどうだった?」コソッ
「え・・・ええ!?」
ヨシノちゃんがウェンディの耳元で何か言うとウェンディは顔を真っ赤にして声をあげる。なんだ?
「私からのお礼だよ!
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