第3話 前世
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そこは氷の地獄であった。その様な国は1つだけではなかった。十いや二十を超えた。
“酷い、一体誰がこんなことを……。”
カリバーンはこう思った。
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その後、その正体が明らかになった。(前世の諸葉)冥王シュウ・サウラだった。
冥王シュウ・サウラは禁呪を使って幾多の国を滅していた。
更に、冥王はカリバーンの故郷をも氷漬けにし、カリバーンの両親の命を奪った。
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これを知ったカリバーンは激昂し、冥王シュウ・サウラを討つべく冥王の居城に赴き、冥王と冥府の魔女(前世の静乃)を相手に戦った。
最初は冥王と冥府の魔女におされていたカリバーンだったが、邪の禁呪を用いた事で冥府の魔女を倒し(この際の話は、静乃は夢を通して知っている。)、更に聖の禁呪と光技を駆使する事で冥王を倒す事に成功した(この際の話は、諸葉は夢を通して知っているが、禁呪で倒されたかは知らない。無論、静乃が禁呪で倒された事も知らない。)。
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だがその直後、カリバーンは息絶えた。
原因は、無茶による過労であった。
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その後、カリバーンの死を知った人々は悲しみ、この様な惨劇が2度と起きない様、その地に彼の慰霊碑を建て、彼を崇拝する様になる。
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そして世界中の国々は、カリバーンを“世界の英雄”と讃えると同時に、カリバーンの武勇を忘れない為に後世に伝えて行く様になった。
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ここで、聖と邪の暗術について解説しよう。
聖の暗術は、純粋な光の力を持って闇を払い、更に、人の心を清める能力がある。
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邪の暗術は、純粋な闇の力を持って人の心に宿る闇の心を吸収し、自分の力に変える。
これが聖と邪の暗術の特徴だ。
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邪の暗術はそれ以外に、威力が高いのも特徴の一つだ。
例えば、邪の第一階梯暗術W闇の電撃(ダーク・スパーク)Wの威力は、他の属性の第三階梯暗術に匹敵する威力がある。
邪の第十三階梯暗術W終焉への鎮静歌(ズィ・エンド・オブ・ザ・レクイエム)Wは、辺り一面を塵に変えてしまう程の威力がある。
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それに対して、聖の暗術は威力が低い代わりに、特殊効果があるのが特徴だ。
例えば、聖の第八階梯暗術W聖なる遮光(ホーリー・レイン)Wは第五階梯暗術並みの威力だが、ダメージの与えた対象を麻痺させることが出来る。
聖の第十三階梯暗術W原初なる天の遮光(エレメント・サンシャイン)Wは第八階梯暗術並みの威力だが、相手の精神に直接作用して闇を払うが、最悪の場合、相手を廃人同然にしてしまうこともある。
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