第二十七話
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…
「うぇぇぇえええええええぇええ!?」
俺は驚き絶叫を上げる。
俺の大声での絶叫に母さんが駆けつける。
「あーちゃん!何があったの?」
「いや!あの!その!?」
俺がテンパって居ると俺を抱きしめる少女がもぞもぞ動き眼を開ける。
「あーちゃん!まさかあなた!ヤってしまったの?」
「なにをだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
更なる俺の絶叫に少女は俺を話して起き上がり、眼をこすりながら「くぅん?」と鳴いた。
「え?」
「まさか」
その鳴き声に俺と母さんははっとなってその少女の正体に想い至った。
「「久遠?」」
「…ん、おはよう。アオ、ユカリ」
小さくあくびをしながら久遠は挨拶をする。
眼をこすっている所をみると、どうやら未だ眠い所を起こしてしまった様だ。
…そうだった。
久遠は人間に変化できるのだ。
更に今の久遠は俺の使い魔。
であるならば、尚更変化出来ても不思議は無い。
ただ、久遠と暮らし始めて数ヶ月、今まで変身していなかったから頭の中から抜け落ちてしまっていたのだ。
その後、母さんに事の次第を説明。
納得した母さんは嬉々として久遠に構っている。
「娘も欲しかったの」とはある意味テンプレ的な展開か?
久遠は今まで特に変身する機会も無かったために変身する事をしなかったらしい。
今日は寝ぼけて偶々変化してしまったようだ。
久遠が人型を取れる事を知った母さんは、最近では久遠を交えて3人で御神流の修行をしている。
改造巫女服に竹刀を持たせ、素振りをしている久遠。
…ぶっちゃけかわいい…
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