暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン《全能なる剣士》
〜SIN'S MEMORY〜
第10話過去編    ハジマリノカコ
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これは8年前、つまり俺が10の時の話。この時はまだ自分の家がどんな存在なのか知らなかった……

「兜眞君兜眞君…ねえ、兜眞君ってば」
僕は兜眞君をゆさゆさと揺らして眠そうな兜眞君を必死に起こそうとした
「ん〜?何だよ勝」
兜眞君は眠そうな目を擦りながら起きた
「兜眞君さ、これから僕たちも交えてお話し合いじゃなかった?」
僕は首を傾げると兜眞君は眠そうな顔からいきなり真っ青になった
「?」
僕は首を傾げていると頭の中で司さんが
『ショウよ、今日は"あの日“じゃないかね?』
教えてくれたけど
「ウ〜ン……何の日?」
分からなかった
すると兜眞君が
「今日は皆が集まる日だよ!急がないとお前の母さんに怒られる」
兜眞君は急いでるみたいに早口で僕の手を引っ張って走った

「すいません!遅れました!」
「ごめんなさ〜い遅れました〜♪」
扉を開けると同時に兜眞君は謝ったから、僕も謝ってみた
そしたらお母さんが
「勝、貴方今日の集まりがどれだけ大事が言ったわよね?」
すごい怒ってた。だけど、すぐに直って優しく
「ほら、隣に座りなさい」
と、隣の席をポンポンとやりながら言ってくれた
僕がその席に座るとお話し合いがすぐに始まった。会議の間は司さんと代わらなきゃいけない。だから仕方なく代わった


脳内side
勝は司と代わるとすぐに部屋の奥に呼びかけた。しかし、その呼びかけた声は子供から発せられているとは思えない程低く、また、ドスが効いていた
「おい、そこに居るのは分かっているんだ出てこい」
すると壁の方から
「全く……貴方には敵いませんね」
「そりゃそうだろあんな『化け物』を飼ってるんだからな」
緑と紅の髪の人が現れながらいった
因みに緑の髪の人は永寿(ながと)、紅の髪の人は聖雅(せいが)という
彼等は勝の頭に『住んでいる』言わば『勝の頭の住人』だ

「僕って言ってるのも怠いな。このキャラ作ってるの自分でも恥ずかしいし」
勝は肩を竦めながら言った
「使うのを辞めればいいのでは?」
永寿が勝に聞く
「母さんが煩い」
すぐに答えると永寿は納得したように頷いた
「それはそうとよ、あっち側で何を話してるんだ?」
飽きたように(いや、実際飽きたのだろう)聖雅が言った
「俺の身体の話って聞いているのだが……」
隠すこともないので勝は答えた
「何でお前の身体の話がここででるんだ?」
頭に?が浮かんだような顔で勝の方を見た。すると、永寿が
「聖雅君はそんなこともわからないのですか?「何だとg」煩い「はい……」聖雅君、貴方はこの身体に入ってみての感想は?」
永寿が聖雅に問い掛ける
「関節部分の動きが固いなと思った」
聖雅は珍しく考えて答えた
「そうです。私も最初に思いました」

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