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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0979話
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ないだろう。
 何しろ宮崎からの告白に関しても物凄く悩んでいたネギだ。てっきり1人に絞れとか何とか言われるのかと思っていたが……
 だがその辺を聞くと、戻ってきたのは恥ずかしそうな笑みだった。

「僕も最初は絶対そうした方がいいと思ってたんですけど、いいんちょさん達を見ていたら必ずしもそういう訳じゃないかなって。それで幸せな未来を築けるのならいいと思います」
「へぇ……」

 暫く会わなかったが、随分と大人な考えになったな。
 それでも色々と思うところはあるらしく、紳士的に云々、他の世界の紅茶云々、コーヒー派に対して押され気味云々といった話をしているうちに、ふと造物主の話題になる。

「まだ追っているのか?」
「ええ。……ただ、手掛かりが全く掴めない状態なんですけどね。フェイトからも情報を貰ってはいるんですけど……」

 そこで嫌そうな表情を浮かべる辺り、この2人の相性はかなり悪いんだろう。

「まぁ、グレートグランドマスターキーを奪われた以上は下手な真似を出来ないってのもあるんだろうな」
「でしょうね。それに……もしかしたら魔法界の存続が現実味を帯びてきているのも影響しているのかもしれません」
「ブルーマーズ計画か」
「はい。ただ、それでも僕は追うのを諦めませんけどね」
「だろうな」

 造物主云々とかいう前に、その造物主が使っているのがナギ・スプリングフィールドの身体だ。ファザコン気味な程に父親が大好きなネギにしてみれば、それを放っておくという選択肢を選ぶ訳にはいかないんだろう。

「ま、頑張れ。手伝える事があったら手伝うから」
「はい!」

 元気よく返事をし、その日は小太郎やネギも含めて海で泳ぎ、砂遊びをし、バーベキューをしたりして過ごすのだった。





 夜、今日は少し目先を変えるという事で、茶々丸ではなく四葉の作った料理で皆が満足してそれぞれの部屋に戻った後、俺はベッドの上で雑誌を読みながら扉がノックされるのを待っていた。
 昼の話から誰が来るのかは分かっていたし、既にあやか達の中で話し合いがあった事、更にはあやかを抱いた時にレモン達とも話を付けていたと聞いていたからだ。
 そして……コンコン、というノックの音が部屋に響く。
 雑誌を空間倉庫へと戻し、扉を開けると、そこには俺の想像通り、照れで顔を真っ赤にした円があやかや千鶴と同じシースルーのネグリジェを身に纏って立っていた。
 違うのはネグリジェの色だろう。白のあやか、黒の千鶴ときて、今回の円は赤。
 当然薄いネグリジェであるが故に、その下……下着についても半ば透けて見えている感じだ。

「ちょっ、あんまり見ないでよね!」
「いや、見せるために着てきたんだろ?」
「そ、それは……もうっ、いいから部屋にいれてよ。
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