マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0979話
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ているが、出来ればそういう話は俺のいない場所でやって欲しい。
まさか3-Aメンバーの中でもそんな風な話をしているんじゃないだろうな?
そんな風に考えていると、小太郎がこっちに向かってきて……そのまま跳躍し、こっちに向かって跳び蹴りを放つ。
3年経って以前よりも格段に威力の増した蹴りだったが、別に本気で仕掛けてきている訳ではない。気を使われている訳でもないその蹴りを受け止め、思わず呆れたように呟く。
「一体何の真似だ?」
「挨拶や、挨拶。実際、こうしてアクセルに会うのも久しぶりやから、今の俺の実力を見せてやろうと思ってな」
蹴りの足を俺に捕まえられた状態のままそう告げる小太郎。
小さく溜息を吐き、そのまま近くの砂浜へと放り投げる。
「おいっ、ポイ捨てすんなや!」
「うるさい。いきなり飛び蹴りを放ってきた方が悪いだろ。……ネギも、久しぶりだな」
「うん。でも、いいんちょさん達からアクセル君の話はよく聞かせて貰ってたから、あんまりそういう気はしないんだけど」
「そうか。……ん? そう言えばカモはどうした?」
いつもならネギと一緒に行動をしているカモの姿が見えなかったので尋ねたのだが……
「カモ君は……ちょっと刀子先生にお仕置きを……」
どこか遠い目をしながら、そう呟く。
まぁ、カモの性格や性癖を考えれば、何をしたのかは大体想像がつく。特に葛葉は色々な意味で真面目な性格だからな。
……そう言えば一般人の恋人がどうこうって話を聞いたんだが、その辺はどうなってるんだろうな?
カモが捕まったのはその辺が理由か?
「それはともかく……皆さん、高校卒業おめでとうございます!」
これ以上カモの話をするのは危険だと判断したのだろう。ネギは近くにいた3-Aのメンバーにそう告げながら大きく頭を下げる。
少し離れた場所では、砂浜の上に尻餅をついていた小太郎が心配して見に行った夏美にそっぽを向きながら花束を渡していた。……小太郎らしくない行動だが、花束のセンスから考えてネギのアドバイスだろう。
あの2人は何だかんだ言っても色々と仲が進展してるっぽいし。
昨夜、千鶴が寝物語で嬉しそうにその辺を話していたので、大体理解していたりする。
小太郎の場合は恋愛云々じゃなくて、親しい姉ちゃんって感じらしいんだが……その辺はこの先何年かして女に興味を持つようになれば自然と変わってくるだろう。
そんな風に考えていると、宮崎や綾瀬、早乙女といったお馴染みの面子と話していたネギがこっちに近づいてくる。
「アクセル君、その……いいんちょさんや那波さん、釘宮さん、柿崎さんの事……よろしくお願いします」
その言葉と共に頭を下げるネギ。
少し意外そうな表情を浮かべてしまったのは、おかしく
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