マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0979話
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いった様子で尋ねる。
「それ、本当?」
「ええ。そうよね、あやか」
千鶴が呼びかけたのは、神楽坂の後ろからこっちに近づいてきているあやか。同時に、その左右には円と美砂の姿もある。
「その通りですわ。この件に関しては、アクセル君の従者である私達が前もって決めていました。だからこそ、卒業パーティの場所としてエヴァンジェリンさんの魔法球を提供して貰ったのですから」
「さすがにそこまで堂々と言い切るのはちょっと照れるんだけど……こういうのって、普通はもっと隠さない?」
「そう? なら今日は円の代わりに私の番にする? 私はそれでも全然いいけど」
「それはない」
あやかと美砂、円の言葉を聞きながら、今日は円の番なのか……とふと納得してしまう。
そんな俺の視線に気が付いたのだろう。セパレートタイプの水着にその魅力的な肢体を包んでいる円が、薄らと顔を赤くしながら慌てたように口を開く。
「あ、その、ちょっ、ちょっと、アクセル君。あんまりイヤらしい目で見ないの!」
「まぁ、アクセル君も男だしねぇ。ほら、円はアクセル君に見られるのが嫌みたいだから、私の水着姿を堪能してよ」
そう告げ、ビキニタイプの水着を着ている美砂が自分の身体を見せつけるように砂浜で四つん這いになりながらポーズを取る。
何だったか……そうそう、確かムウから教えて貰った雌豹のポーズとかいう奴だ。
「ちょっ、美砂!?」
「何よ、別にアクセル君には後で全部見せる事になるんだから、これくらいいいじゃない」
「ちょっとは慎みってものを……」
「アクセル君以外は女だけのここで、慎みも何も……」
美砂がそう告げた、その時。
「お、いたいた。ネギ、アクセルがいたで!」
「あ、本当だ。アクセルくーん。久しぶりーっ!」
そう告げながら、小太郎とネギの2人がこちらへと走ってくるのが見えた。
そんな2人を見て、円は未だに雌豹のポーズを取って胸を強調している美砂の頭を軽く叩く。
「ほら、アクセル君以外の男が来たからさっさと立ちなさい」
「えー……アクセル君以外の男って言ったって、ネギ君と小太郎じゃない」
「い・い・か・ら!」
美砂にしても、さすがに今の状態の円に逆らうのは不味いと判断したのか、そのまま立ち上がる。……その際にも胸を強調する姿勢を取りながら、俺に見せつけるのは忘れなかったが。
「あらあら、あの2人も元気ですね」
千鶴は笑みを浮かべつつ、俺の隣でネギと小太郎の2人がこっちに向かってくるのを眺めていた。
「まぁ、あの2人も今日を楽しみにしていたみたいですからね。……それより千鶴さん。身体の方はその、大丈夫ですの?」
あやかが千鶴とは反対の方向に座りながらそう尋ねる。色々と生々しい話をし
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