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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
全日本ガンプラバトル選手権 中高部 本選
全日本ガンプラバトル選手権 中高部 本選…開始! 前編
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わ」

「ですよねぇ〜」

シノからの冷静のツッコミをいただき、開会式が終わるまで天井でも見上げようとすると、遠くから聞き慣れた声がした。

「ギ、ギリギリセーフ!! 」

「ハァハァ……」

会場入り口から駆け込んで来て、今は息を整えているユウとさらに少し遅れて来たモチヅキがいた。

「あ、危なかったぁ〜!ギリギリ間に合ったねミサキちゃん」

「ユウが寝坊するせい……」

「いや本当にゴメンってば!次からは気をつけるから! 」

「そういえばヒナタ先輩とラルさんはどうしたんだろう……? 」

「あっ!そういえばそうだったね。どこにいるんだろう?………ってあっ!ヒロヤとシノとトウイだ! 」

ユウが回りを見渡していると、こちらの姿に気づいたのか駆け寄ってきた。

「久しぶりだね三人共!元気だった? 」

「いや。合宿が終わった後はこの暑さにやられていた」

「あ〜。今年の夏は暑いからね。それはしょうがないよ」

「あれ?そういえばヒナタさんはどうしたの? 」

「う〜ん…多分先に来ていると思うんだけどなぁ」

ユウがもう一度回りを見渡しているうちに、トーナメントの発表が行われた。

「え〜と。俺達のところはっと…」

「……このあとすぐね」

「まさかの二回連続初戦とはね〜」

「まあいいか。行くぞ」

「ヒロヤ!シノ!トウイ!頑張ってね! 」

「ファイト……」

「おう。ありがとな」

二人の応援を受けながら、バトルシステムに向かった。トーナメントが発表されてすぐに、回りは観客席に向かっており、残されているのは俺達と対戦相手だけだった。

「ただいまより、全日本ガンプラバトル選手権中高部 一回戦 第一試合を開始します。宮城代表天之川学園、チームトライホープ対。北海道代表瀧川高校、チームアヴァランチの試合を開始します」

「さーてさてさてさて。ついに始まりますねぇ」

「うるさい」

「本番直前にひどくない!? 」

「さてさてうるさいんだよ。お前こそ本番直前にふざけてんのか? 」

「いや。いたって真面目だけど? 」

「まあ予選の時もこんな感じだったし、別にいいんじゃないかしら? 」

「確かにそうだけど、せめてもう少し本気になれよ」

「イヤよ〜イヤイヤ」

「三回死んで二回生き返れ」

「トウイ。気持ち悪いわよ」

「二人揃ってひどくない!? 」

「さて、じゃあやるか」

「ええ」

「え?結局無視なの?まあ別にいいけど」





ーーー−−





「なかなか距離があったな」

「やっぱりどこ行っても暑ぃ」

「団扇を持ってきてよかったです」


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