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Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
13 セカンドチャンス
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だろう、GMとして改めて君を歓迎しよう。さて、その前に君にやってもらわねばならない事がある。今一度、君が最初に行ったであろうゲーム開始の宣言をしてもらいたい」
「了解した。……
接続開始
(
リンク・スタート
)
」
視界が白に塗り潰され、そこへシアンやマゼンタ、イエローが駆け巡る。
体が、思考が冴えてくる。
さっきまでの自分の感覚が戻ってくるのを感じる。
リスポーンしたのはコロッセオのような所だった。
装備はあの時のまま。
一つ違う事は背中に背負っているはずの剣が少し重すぎるように感じる事だ。
そして目の前にはモンスターの一塊。
「成程、余興ってそういう事か。……面白いな」
背中に感じていた違和感を持った重みを抜き放つ。
手に収まっていたのは、結晶から削り出したような透き通った蒼色の刀身を持つ、シンプルな長剣だった。柄が長めに取られていて、重心もちょうどよく振りやすい。
形態としては細身の片手半剣だろうか。
「軽い、いい剣だな。さて、試し斬りといこうか」
高揚感とゾクリと背中を走る危険な心地よさ。
そうだ、俺はずっとこれを求めていたんだ。
「さて、斬り捨てるっ!」
瞬時に距離を詰めて剣を薙ぐと手前の一団が切り飛ばされた。
どこまでも続きそうな命の削り合いが幕を開けた。
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