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マルコムの好物
2部分:第二章
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に思わぬ客が来た。
「相席頼めるか」
「んっ?いいけれどよ」
「満席かよ、今」
「そうだったのかよ」
「満席ではないが」
 声の主はだ。何処かそわそわした声で言ってきた。
「それでもだ」
「それでもって」
「何があったんだよ」
「その席に座りたい」
 こう彼等に言うのである。

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