StrikerS編
第九話「機動六課崩壊、破壊者暴れる。前編」
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「どうしたの?」
フェイトの問いに翔は答えることはなく、通信でティアナを呼び出す。しかし、つながったかと思った瞬間、通信にノイズが走った。
「通信妨害!? まさかっ!!?」
翔が言ったのもつかの間、次に地上本部を襲ったのは衝撃だった。
「なに、この揺れ!?」
「一つは中からだ、もう一つは外か!!」
三人がいるところはさほど揺れてはいなかったが、確かに揺れは確認された。同時に全てのモニタにノイズが走り一気に現状が把握できなくなる。
「通信はダメだ。フェイト、なのはヴィータと合流する!」
「うん!」
「了解!」
三人はヴィータのいるほうに向けて駆け出した。
少し走ると、エレベーターが動かなくなっていたり、隔壁がしまっていることに四苦八苦している局員の姿が見えた。
「制御室がクラッキングされてるみたいだね。電力も落とされてる。」
「……変身……」
「え? 何?」
「ちょっと翔??」
翔は、ディケイドに変身しそれになのはとフェイトは驚く。
「あちこちで隔壁がしまってるから、多分本会場の方ははやてちゃんたちが閉じ込められてると思う。通信も使えないからスバル達にも連絡は取れない。」
「うん、緊急時に集まるところは支持してある。行くのは地下ロータリーホールだね。」
「よし、エレベーターを破壊しよ。」
ディケイドがそう言うとエレベーターに向かう。
二人は閃きあてを追う。
「ちょっと危ないけど……。多分いけるよ。平気? 二人とも。」
「うん!」
「上等!!」
案の定エレベーターも電力がダウンしているためか、動いていない。扉も硬く閉ざされたままだ。ディケイドは扉の前に立ち扉と扉の僅かな隙間に指をいれ、腕に力をこめる。
「ふんっ!!」
気合の一声と共に、エレベーターの扉が開いた。フロアから歓声が上がるものの、三人はそれを気にしない。
なのはとフェイトはエレベーターの中を覗き込むと。
「うん、これなら大丈夫」
「行くよ翔くん!!」
「は? ってうおおおい!!?」
なのはの声と共に、二人はエレベーターを吊っているケーブルにつかまり、一気にそこから下にすべり下りた。二人の掌は魔力でコーティングされており、傷がつかないようになっている。
「かー……。うちの女性陣はなんとも行動的だな。けど、俺も負けてらんねぇなっと!!」
翔は微笑を浮かべると、二人と同じように手に魔力を集中させてコーティングを施し、滑り降りていく。
ある程度滑り降りると二人の姿が見えた。
「まったく、ずいぶんとまぁ大胆なことするなお二人さん。」
「訓練学校でいろんな訓練したからね。
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