StrikerS編
第九話「機動六課崩壊、破壊者暴れる。前編」
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なことを話しながら、三人は警備を続けた。
「ふあ〜……ねみぃ(_ _).。o○」
「こら翔。警備中なんだから寝たらダメだよ?」
「んなこといったってもう何時間やってんだよ……よくあきねぇなぁ。さっきから同じような話題ばっかじゃんか。」
「にゃはは……まぁ確かにちょっと長いなって感じちゃうね。」
既に空は茜色に染まっており、開始から四時間以上が経過している。三人は一度ばらけて巡回し合流して、未だ終わる様子のないモニターでの会議に目を向けている。
いまだにモニターの中では、管理局の上層部の者達がそれぞれの意見を述べている。
「つーか中には寝てる奴とかいんじゃね?」
「さすがにそれは……」
「ないんじゃないかな……」
「でもよぉ、日本の国会だってよく寝てる奴いるし。ひでー時はゲームしてる奴だっているぜ? だから多分こっちにもいるって。」
からからと笑いながら言う翔になのはたちはそれぞれ苦笑する。
しかし、彼等がいる地上本部から離れた洞窟では、魔の手が着々とその手を伸ばしていた。
〜とある場所〜
「ナンバーズ、全員ポジションに着きました」
薄紫色の髪と黄色の瞳の見た目からすると秘書を髣髴とさせるイメージの女性。ナンバーズ、ウーノが背後にいるスカリエッティに言う。
『ルーテシアお嬢様とゼスト殿も準備は整っています。命令が下り次第いつでも作戦開始可能です。』
複数開かれているモニタの中の一つの中に映し出されているのは、藍色に近い髪色にウーノと同じように黄色い瞳をした女性。トーレが堂々と言い放つ。
『ディエチちゃんのバレルも特に問題ないようですしぃ、すぐにでも撃てますよドクター。』
甘ったるい声で言うのは眼鏡をかけ、髪を三つ編みにしているナンバーズ、クアットロだ。すると、それを聞いていたスカリエッティが肩を震わせながら狂ったように笑い出す。
「楽しそうですねドクター。」
「ああ。楽しいとも、何せこの手で世界の歴史を変える瞬間を作り出すことが出来るのだからね。研究者として心が沸き立つじゃあないか。そうだろう、ウーノ。我等のスポンサー諸君にも我等の研究成果を特とごらんいただけることだろう。それだけじゃあない、エシェクにも会えるかもしれないのだからね。楽しくてしょうがないよ。……ククク」
またしても笑うスカリエッティはすぐにウーノたちに向き直ると、腕を振り下ろしながら命じた。
「さぁ!! はじめよう!!」
彼の顔は狂気に満ち満ちていた。
ふと、翔は窓の外を振り返る。外にはなにも異常がないように見えるものの、翔には確かに何かを感じ取った。
(なんだ、今のピリッとした感じ
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