第一章
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立歌劇場でいきますか」
「うん、そうしよう」
スンダリは会議室、絨毯は赤く見事だが内装自体はわりかし簡素に整っているその部屋の自分の席で満足した顔で頷いた。
「ここはね」
「はい、では」
「歌劇場の感じで格好よくですね」
「そして品性もある感じで」
「そうしますか」
「そうしよう、まああの歌劇場はね」
ここでだ、スンダリは少し苦笑いになってこうも言った。
「色々な噂があるけれど」
「みたいですね、クラシックの錚々たる顔触れが芸術監督に就任していって」
「そして後味の悪い辞任をして出て行っていますね」
「中には散歩中に急死した人もいます」
実際にいる、ウィーン国立歌劇場の芸術監督の中には。
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