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3部分:第三章
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朝になったら解けるから」
「何だ、朝までかよ」
「意外だった」
「俺はてっきりこのままずっと思ってたぜ」
「メデューサじゃあるまいしそんなのじゃないから」
「安心して」
「そうかよ。で、あんた達はこれからどうするんだ?」
「ここで休ませてもらうわ」
 グルドは馬から敷物を取り出してその上に寝転んだ。ビルギースは自分のマントを下に敷いてその上に寝転がった。
「美女二人の寝姿拝めるんだから感謝してよね」
「へいへい、いい目の保養で」
「あまり嬉しそうじゃないわね」
「動けねえのに嬉しいわけねえだろうが」
「それもそうか、あはは」
「まあ立ったまま寝るとするか」
 彼等も諦めて寝ることにした。そして二人もそのまま眠りに入るのであった。
「お休み、グルド」
「お休み、ビルギース」
 こうして二人は眠った。周りにいる男達の目は特に気にすることはなかった。彼等も寝ていたからであった。
 朝になった。見れば男達はまだ立ったままであった。グルドとビルギースは朝日の中で起き上がった。
「おい」
 あの髭の男が二人に声をかけてきた。

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