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少年と女神の物語
第百十一話
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とはいつも通りに飲み物を」

 また重くなりそうだなぁ、とか考えながら歩き、エレベーターやエスカレーターを使わず階段で下の階に降りる。少し面倒ではあるけど、蚊帳吊り狸で荷物をしまうには誰かに見られる場所ではいけないのだ。

「・・・本当に、日常的に権能を使うのですね」
「便利なものは可能な限り活用するべきでしょう」
「知っていますか?それだけでも、いまだ顕現していない神に刺激を与えることがあるのですよ?」
「それを言い出したところでどうにもなりませんよ」

 ヴォバンとか、死せる従僕常に使ってるしなぁ・・・アレクも移動手段として使って居かねないし。まったく、神殺しってのはどいつもこいつも・・・

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