StrikerS編
第八話「不思議な少女…ヴィヴィオ」
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「もうどうにでもしてくれ。(泣)」
翔は半ば投げやりにはやてに答えた。
その後はこれからの会議などをして、聖王教会に到着した。
ただ、ヘリの中でなのはとフェイトが小さくガッツポーズをしていたのは言うまでもない。
聖王教会のカリムの部屋に到着した四人だが、
「げ、真っ黒クロ介。」
「こういった場ではクロノ提督だからな。」
紅茶を飲みながら優雅に答えるクロノがいた。
俺達はカリムさんに勧められイスに座りこれまでの事件の報告、俺の特務の報告や今後の対策などの話し合いをしていた。
そして夜、翔、フェイト、なのはが翔の部屋に戻るとヴィヴィオが翔に駆け寄って来た。翔はそれをかがんで抱き上げるとヴィヴィオに聞いた。
「いい子にしてたか、ヴィヴィ?」
「うん。」
翔が聞くとヴィヴィオは翔に抱きついた。
「おっと。」
「おかえりなさい翔さん。」
「ヴィヴィオいい子にしててくれましたよ。」
「そっか、サンキューなエリオ、キャロ。」
ヴィヴィオの相手を頼んでいたエリオとキャロに礼を言う。エリオとキャロは軽く会釈をし翔の部屋を後にした。
そして翔はヴィヴィオを一旦ソファに座らせる。翔の後ろにいたなのはとフェイトがヴィヴィオの両脇にすわり、ヴィヴィオに告げた。
「ヴィヴィオ、突然でゴメンなんだけど。ヴィヴィオの本当のママが見つかるまで私達がママの変わりでもいいかな?」
「ヴィヴィオはどう? いやだ?」
二人が首をかしげながら聞くとヴィヴィオはすぐには飲み込めていなかったが、少し涙をため小さく答えた。
「ううん、いやじゃないよ??」
「そう、ありがとうねヴィヴィオ。」
二人はそっとヴィヴィオを抱きしめる。
「よかったなヴィヴィ。ママが二人もできて。」
「うん……!」
ヴィヴィオは頷くと同時にまた泣き出してしまった。だが今回のものは悲しいからではなく、嬉しいから泣いているのだろう。
ヴィヴィオが泣き止みさて寝るかということになったわけではあるが、ここで問題が発生した。当初はヴィヴィオとなのは、フェイトが一緒に眠るはずだったのだがヴィヴィオが駄々をこねたのだ。
「パパも一緒がいい。」
3人は戸惑いながらもヴィヴィオに説明しようとしたが、ヴィヴィオがまた泣き出しそうになったので四人で眠ることにした。
幸いベッド自体はかなり大きなものなので、眠るのには困らないのだが問題はその配置だ。
「どうするよ?」
「どうするっていっても。」
「やっぱりヴィヴィオの希望に沿った方がいいよね。」
ヴィヴィオの希望はまずヴィヴィオの隣には
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