第二十話 日高大尉!居合もやるぜ!!その十二
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「私はそうしたことはしないしする輩も嫌いだ」
「それが悪田部さんの美学」
「そういうことですね」
「悪にも美学があるのだ」
尚これはヒーロー側の司令役の言葉である。
「小悪党にはそれがないのだ」
「だから見ていて卑しいんですね」
「醜いんですね」
「暴力教師なりネットの荒らしなり」
「小悪党で美学がないから」
「それで醜いんですね」
「そういうことだ、真の悪には心がある」
悪の心、それがというのだ。
「諸君達も覚えておいてくれ」
「わかりました、ヒーロー側の台詞じゃないですけれど」
「納得はしました」
「それじゃあですね」
「俺達は今度の戦いもですね」
「勝つのだ、手段は選ぶ必要はない」
今回もこうなるのだった。
「ではな」
「居合勝負ですね」
「それですね」
「それも勝って」
「写真集ゲットですね」
「深田恭子さんの」
今回の女優さんにもこだわる二人だった。
だが、だここでだった。
二人は急にだ、こう怒って言った。
「あの、ちょっとですね」
「作者が書いた分が消えました」
「家の猫が悪さしてキーボードいじって」
「そのせいで」
「よくあることだな」
悪田部もこう言うしかなかった。
「猫を飼っているとな」
「ですね、下手に部屋に入れると」
「キーボードの上に来て」
「それで、なんですよね」
「足で踏んで」
「それでリセットさせるんですよね」
これもまた猫の行いだ。
「怒っても平気な顔ですし」
「いや、悪い生きものですよね猫って」
「作者の家犬もいますけれど」
「こっちはいい子なんですよね」
尚どちらも女の子である。
「けれど猫ときたら」
「まさに悪魔ですね」
「犬は天使で猫は悪魔」
「正反対ですね」
「その通りだ、犬は天使だが猫は悪魔だ」
ただしそれぞれの性格もある。
「そう思って愛でることだ」
「猫も厄介ですね」
「特に作者の家の猫は作者の親父さんが拾ってきたんでしたよね」
「自然とついてきてそのまま家に入って」
「ずっと住んでるんですよね」
「そうだ、しかしだ」
やって来た分際と書いておく。
「今や家で一番偉そうにしている」
「大抵猫ってそうですよね」
「家の中でふんぞり返りますね」
「もう自分が王様っていう顔で」
「威張ってますね」
「それが猫なのだ」
まさに悪魔の生きものである、人間で誰に一番似ているかというと何処ぞの世襲制の共産主義国家の将軍様であろうか。この作品中では存在していなくなっている国だが。
「だから今回のこともだ」
「仕方ないですね」
「もうこまめにセーブしとかないのが悪いんですよね」
「猫を部屋に入れること自体が」
「もうそもそも」
「そういうことだ、では今回の勝負の場
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