第二十話 日高大尉!居合もやるぜ!!その七
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「アフィリエイトとか」
「ニコニコやユーチューブに動画あげたりして」
「まとめブログもいいですね」
「とりあえず犯罪でないと」
一応この歯止めはあった、二人にもだ。
「何をしてもいいですね」
「罪にならないのなら」
「そうだ、もっとも犯罪もばれなければだ」
悪田部は彼の論理をここで言った。
「構わないがな」
「収賄なり何なりですか」
「それも」
「あえて言わないがな」
ただしヒントは言う悪田部だった。
「そういうことだ」
「何かもうヒーローの台詞じゃないですね」
「司令役の」
「はじめの時から思ってましたけれど」
「悪田部さんって極悪人ですね」
「自分でもそう思っている」
やはりこう言う悪田部だった。
「しかしそれが私だ」
「ですか、まあとにかく」
「お金儲けの仕方は考えてみます」
「ついでに今度は誰の写真集とDVD買うのか」
「それも」
毎回の話題だった、そして今回は。
尚智がだ、こう尚武に言った。
「よし、深田恭子さんにするか」
「あの人か」
「あの人もいいだろ」
「そのむっちりとしたスタイルがか」
「それもいいだろ」
「そうだな、三十過ぎてもな」
あのスタイルはというのだ。
「いい感じだからな」
「というかあの人三十越えてさらにだろ」
「よくなったな、エロさが」
「一歩突き抜けてな」
それまでよりもだ。
「十代の頃の写真集もよかったけれどな」
「あれも確かにな、ブルマでな」
「今もいいからな、下着にもなってくれて」
「じゃああの人だな」
「深田恭子さんで決まりだな」
「そうしような」
これで決まった、その決定を受けてだ。
悪田部は普段通りの鋭い目でだ、こう言ったのだった。
「ではあの人だな、今回は」
「はい、そうします」
「あの人に」
二人もこう答える。
「またしても年上ですけれど」
「あんな人近くにいたらいいですよね」
「学校の先生とかお姉さんで」
「未亡人とかで」
「もうたまらないですよ」
「実の姉とか」
ここでもフランス書院になる二人だった、尚二人に姉はいない。もっと言えば妹も他の兄弟もいない。この二人だけだ。
「そういう夢のシチュエーションで」
「お会いしたいですね」
「本当にそうなったら」
「俺小説の主人公になりますよ」
「俺もですよ」
「憧れの」
フランス書院の小説の主人公になるというのだ。
「特に義母とかだったら」
「もう言うことないですね」
「実の母親バリバリ健在ですけれど」
「ちょっと顔に皺が出て来てる位で」
至って、というのだ。
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