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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第469話】
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任せて立ち上がらせるとじぃっと真っ直ぐ見つめてきた。
何か顔についてるのかと思ったが、そうではなさそうだ。
このまま見られても気恥ずかしいので、俺は早速セラに頼み事をお願いする。
「セラ、ちょうど良かったよ。 あのさ――」
事情を説明する俺、セラはその間黙ったまま俺を見据えていた。
「――って訳で、明日手伝ってくれないか?」
「良いわよ」
「返事早っ!?」
ビックリするぐらいの即答に、思わずツッコミを入れてしまう俺、それを見て僅かに笑みを溢す彼女。
「じゃあ明日、整備室に向かうから。 ――じゃあヒルト、おやすみなさい」
「あ、あぁ。 おやすみセラ」
挨拶を交わすと俺の横を抜けていく――のだが、ひょっこり顔だけを出してまた俺を見つめてきた。
「ど、どうした?」
「……ううん、最後にちゃんと顔を見たかっただけ。 じゃあおやすみ」
それだけを言うと行ってしまった――不思議な子だなと思ってしまう。
とりあえず一人は確保……後せめて一人は欲しい所だが……。
とりあえずうろうろと通路を歩く、風呂上がりの女子が徐々に目立ち始める――皆長風呂するよりはテレビ番組を見たりする方が良いようだ。
「ん? ヒルトじゃん、珍しいな、一人でうろうろしてるなんて」
そう言って声を掛けてきたのは理央だ、髪はしっとりと濡れていてどこか色っぽく見える。
服装はラフな格好だが出るところは出ていて、スタイルの良さが際立った。
「そういう理央も珍しいな、玲と一緒じゃないのか?」
「ああ、俺は先にあがってゆっくりしたくてな」
「成る程……」
そう返事を返すや、理央は――。
「そういやさ、ヒルト。 お前ってもう機体の整備する奴って決めてるのか? ……な、何だったら、俺が手伝ってやっても、いいんだ、ぜ……?」
そう言って上目遣いで彼女は俺を見上げてくる、言葉遣いは男っぽいが、仕草は完全に女の子でそのギャップにやられる男子は多数だろう――共学ならばだが。
「……てか理央、整備できるのか?」
「な、何だよ? 一応俺だって整備の勉強してるんだぜ? 俺だけじゃなく、玲もだけどな」
「成る程……。 ……んじゃさ、理央、悪いんだけど明日手伝ってくれないか? 実は――」
さっきセラに説明した通り、彼女にも説明を始める俺。
何度か頷き、説明を終えた頃には――。
「良いぜ、ヒルトの頼みだし、何てったってあの打鉄の後継機だしな。 玲にも後で俺から説明しとくよ」
ニッと白い歯を見せて笑う理央、何とか規定人数が集まったから何とかなりそうな気
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