2部分:第二章
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で鶏を追い立てるようである。
そうやってまずは彼等を家の中に追いやった。
それからさらに攻めて霊安室までやる。さら叩き落ちていたお札を手に取り。
「これで!」
キョンシー達の頭をその桃の木の木刀で殴ったうえで顔に札を貼るのだった。
一体、また一体と貼っていく。そうやって彼等をまた操れるようにした。その後は棺の中に入るように命じて棺の蓋を閉じたのであった。
一件落着であった。花蓮はほっと肩を落としてそのうえで言うのであった。
「これでよし、と」
「よしじゃない」
胸を撫で下ろした彼女の後ろから声がしてきた。
「全く。帰ってみれば」
「げっ、その声は」
「おい花蓮」
兄の銅雀だった。はっきりと怒った顔で彼女の後ろにいた。
「何だこれは」
「何だって」
「勝手にキョンシーを暴れさせて。何をしていたんだ」
「見てたの、ひょっとして」
「丁度御前が木刀を振り回している時からな」
見ていたというのである。
「見ていた」
「そうだったの」
「何かあったらどうするつもりだったんだ?」
そしてこう彼女に問うてきたのであった。
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