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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第百六十四話 外道
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光が丘にいた。
及川…正確には及川を操る存在が動き出したのを察知したからだ。
光が丘のゲート…というより、現実世界のゲートは万が一に備えて封印した。

スバル「ねえ、ルカ兄。ヒカリさん達は?」

ルカ「え?さあ…僕も知りませんが…」

一応この世界の危機なのにヒカリ達がいないことに気づいたスバルがルカに尋ねる。
ルカも知らないらしく、首を傾げる。

大輔「ヒカリちゃん達は置いてきた。はっきり言って、あいつらはこの戦いについていけない…それにあの子達の見張りも兼ねているからただ置いてきたってわけじゃねえよ。」

フェイト「それにしても…」

フェイトが前に視線を向けると子供達が1人ずつ増えていく。

ユーノ「それにしても何だか事態がますます悪化しているような気がしてなりませんね。黒幕の正体は奴なんでしょうが、奴は一体何を…?」

賢「十中八九、復活して彼らへの復讐…だろうな」

はやて「あの子達の親は心配してるんやないか?」

ルカ「それに関しては大丈夫だと思いますよ。太一さん達のお母さん達がご両親の元を尋ねているらしいです」

アリサ「親が来てどうにかなる問題かしら…?」

賢「大丈夫。親が来て、どうにかなる問題かもしれない。」

すずか「どうして?」

賢「あれは多分、物質的なものじゃなくて、精神的なものなんだと思う。多分、暗黒の種そのものが、データと言えど人の闇に巣食うのだとしたら…」

ユーノ「人の闇も精神的なものだから、見えないと言う事ですか?」

賢「そう」

ティアナ「じゃあ、賢さんの種は…?」

賢「僕のは成長が止まっているはずだ。僕達にも大切な物があるからね。」

だからあの子供達も、親の愛情に気付く事が出来れば、種は成長を止めるはず。

ギンガ「皆!あれを見て!」

ギンガはそう言って指を指す。
その緊迫したような声色に、子供達も慌ててギンガが示す方向に目を向けた。
そこにはいつの間にか及川が来ていた。

大輔「とうとう現れやがったな…」

子供達が茂みから飛び出す。

アルケニモン[邪魔はさせないわ]

賢「お前達に用はない。引っ込んでいろ!!」

大輔達の登場にも構わず、及川はノートパソコンを取り出して、弄り始める。

スバル「何してるの!?」

及川「デジタルワールドに行くのさ。ああ、最後だから質問に答えてあげるよ」

賢「なら…これだけは聞いておきたい。ダークタワーとは何なんだ?どこからあんな物を知ったんだ?」

及川「元はダゴモンの海にあったやつだ。色々な使い道があるが、その最大の効果はデジタルワールドの環境を変えてしまうことだ。だがお前達が壊しちまったが……だから計画を変え、デジタルワールドでバリアの
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