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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第九話「錚々たるゲッター」
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しぶりに嫌った。
「ったく、これだから軍にはウゼェ奴らがいるから嫌なんだよ。早くワシントンに帰りてぇ……」
何度も愚痴をこぼしながらユウヤは交換した別の機体へ乗り込んだ。ちなみに、彼は強化装備を装着してはいなかった。
「おいおい、強化装備はどうしたよ?」
整備士の親父が尋ねるが、ユウヤは首を横に振る。
「んなもの要らねぇよ? つうか、あんな「全身タイツ」こっぱずかしくて着てられるかよ? まだゲッターのパイロットスーツの方がカッコいいぜ」
「戦術機のGじゃ体は持たないぞ?」
「戦術機レベルのGなんて、ゲッターに比べちゃ屁みたいなもんさ?」

模擬戦の場所は、基地内に位置する街状に偽造した訓練施設だあり、またレーザー級による射程圏内ともあるので高空度での飛行は制限される
「腕が鈍ってなけりゃいいんだが……」
久々に戦術機の操縦桿を握るユウヤは、徐々に感覚を取り戻しつつあった。しかし、ゲッターでの癖が大半しみついているため、多少の無理をしてしまうのは否定できない。
「ゲッターみたいな耐久性だったら、武器なんて無くったってあのチビを蹴り飛ばしてやれるんだが……」
『油断は、禁物よ? アルゴス1』
相方の機体から無線が入る。ステラだ。
「なに、油断していると見せかけて相手の隙をつくのさ? こう見えて、俺は騙し討ちが特異なんでね?」
「まぁ? フェアじゃないわね」
「俺が正々堂々と戦う時は、敵として認めた相手が目の前にいる時だけだ」
「タリサたちは目じゃないってこと? でも……なめたらひどい目にあるわよ?」
「なに、俺たちは負けやしないさ。そうだろ? アルゴス4」
「……?」
そんなユウヤの言葉に、ステラは微笑んで返す。
「そうね? 私たちは衛士ですもの。絶対に勝つわ?」
「勝つんじゃねぇ……「狩る」んだよ?」
「え?」
「へへ! そうこう言っている間に来たぜ!?」
好戦的な笑みを浮かべ、ユウヤは機体をダッシュさせる。背後から襲い掛かってきたのはアルゴス3ことジアコーザ少尉だ。
「よう! トップガン、あんたの実力を見せてくれよ?」
「ああ、見せてやるよ? ハエみたいに飛ぶのをやめて地べたに足くっつけて目の前に現れてくれたら披露してもいいぜ?」
「おいおい? アメリカは世界一の射撃技術をもってんだろ?」
「俺は、カチャ使うよりも素手で殺る派なんだよ!」
「そうかい! そいつぁタリサといい勝負だ。それじゃあ……俺は野郎じゃなくてあっちのレディーの方へ照準を合わせますか!」
ユーターンするアルゴス3は、ユウヤを通り越してアルゴス4へと向かう。
「アルゴス4、そっちは任せた! 俺は、アルゴス2のチビスケをお仕置きしてくる!」
「こちらアルゴス4、任せて? けど、タリサは近術戦のエキスパートよ? くれぐれも油断は
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