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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第九話「錚々たるゲッター」
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ターチーム、仲良くやろうぜ?」
ユウヤは、念願のゲッター1のパイロットへ握手を求める。
「ああ、こちらこそな? 俺は、ゲッター1の黒銀紅牙だ」
そんな親しく接してくれるユウヤに、紅牙も答えて、彼の握手を強く握り返した。
*
「……ったく! 次から次へ、変な奴らばっか出てきやがって」
更衣室で、強化装備に着替えているタリサは、今日はずい分と変わった来客がくることに納得ができなかった。
「あら? でも、面白そうな人たちじゃない? それに……日本の「絶対防衛」とも言われるゲッターの性能を、この目で見てみたいものね?」
タリサの隣で着替えるステラは、そんなゲッターチームらにわずかな興味を抱いた。
「それにしても……あの、ユウヤってやつ。アイツは本当に人間かよ? 戦術機に張り付いて、チェルミナートルに剣一本で太刀打ちしたんだぜ?」
「まぁ? タリサも面白い冗談を言うようになったわね?」
面白い妄想だと、ステラはユウヤの人間離れした超人能力を疑った。
「本当だって!? 野郎は、アタシの機体にとっついて、そんでもってチェルミナートルの頭に取り付いたんだよ!?」
「ふぅん? ま、そんなスーパーマンみたいな人ならきっと模擬戦でも大活躍しそうね?」
微笑む彼女は、強化装備を装着し終え、タリサよりも先に更衣室を出て行った。
「ったく! 本当なのに……」
この目で見た事実ではあるが、しょせん口での説明では信じてもらえないことにタリサはさらに納得しづらくなった。
「まぁ、いいぜ? 戦術機で近術戦に持ち込めばアタシの勝ちってもんだ!」
と、タリサも更衣室を後にした。
しかし、模擬戦が始まる直後のドッグでは往生際の悪い態度で悔しがっていた。
「ちくしょう……!」
「何をそんなに荒れてんだ?」
と、背後から気になってユウヤが声を掛けと、タリサは目をギラつかせて大股で彼の元へ歩み寄ってきた。
「いいか!?俺はまだテメェを認めたわけじゃねぇからな!?」
「はぁ……?」
「オメェが一番機だなんて俺は絶対に反対だって言ってんだよ!?」
「……そういうことか、ならお前が一番機に乗ればいい」
「へ?」
ユウヤから出た答えは意外なものだった。タリサは先ほどまでの勢いが和らぎ、あんぐりと口を開けた。
「お互い、乗りなれている機体のほうがいいだろ?」
「て、テメェ!バカにしてんのか!?」
「別に俺は……」
「もういい!模擬戦、覚悟しておけよ?あ……それと、お礼言え!」
「は……?」
今度は何だと、あきれ顔でユウヤは首をかしげる。
「お礼だよ!機体を変えてやったんだ、お礼ぐらい言えよな!?」
そういうなり、タリサは自分の乗機が待つドッグへと戻った。
「……面倒な奴に目を付けられたものだ」
ため息をついて、ユウヤは軍独特の組織性を久
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