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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第九話「錚々たるゲッター」
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僧侶が押しかけてくるとは思わなかったろう。しかし、
バンッ!!
何者かが片足でドアを蹴り破ってきた。MPから奪ったマシンガンを小脇に抱え、ナイフを加えたその男に、周囲は警戒する。
「な、何者だ!?」
イブラヒムも、当然の襲撃に銃身を握りそうになった。しかし、その男は物静かに喋った。
「……ゲッターチームの神威疾風だ。遅くなって申し訳ない、何分MP共に絡まれていたもんでな?」
「お!疾風か?久しぶりだな!?」
後ろで坊主が男へ手を振っていることから、おそらくゲッターチームの一人で間違いない。
「赤城か?お前、どうやってここまで……」
「ヒッチハイクを繰り返してどうにかたどり着くことができたんだ」
と、赤城は薄汚れた歯をニカっと見せながら大きく笑んだ。
「じゃあ、残るはアイツだけだな……?」
両腕を組み、疾風は呟いた。
「あ……やっぱり、まだ来てないのか?」
「どうせ、不審者と間違えられてMPの連中に追いかけられているんだろうよ?」
「ところで……疾風は、どうやってここまで来た?」
「適当に輸送機をジャックして来た」
「ははは……お前さんらしい」
苦笑いで済ませる赤城だが、周囲は苦笑いどころじゃなかった。
「残るは……紅牙のやつだけだな?」
疾風はイブラヒム中尉の元へ向いて、尋ねた。
「もう一人、俺たちと同い年の青年を見なかったか?」
「いや……私は何も」
「ほう! アンタらが噂に聞いた日本のゲッターチームか? マジンガーの連中から聞いたぜ? 俺は、アメリカのワシントン支部のネオゲッターチームの一人、ネオゲッター1のパイロット、ユウヤ・ブリッジスだ!」
と、親しくユウヤは二人へ握手を求めた。
「あ、ああ! こいつはどうも!」
赤城は、その手をにこやかに握りしめ、疾風も無言だが少々微笑んでユウヤの握手を受けいれた。同じ、ゲッターチームが居てくれるならそれほど肩身の狭い思いはしないだろう。
「……で、もう一人来るはずの仲間はまだか? 心配だな」
「大丈夫だよ? ユウヤさん。紅牙のやつはああ見えてゴキブリ以上にしぶといから」
笑んで赤城が答えた。
「……誰が、ゴキブリ以上だって?」
と、何者かの声と共に赤城の背後から両手が忍び寄り、彼の頬をマシュマロのように抓りまわした。
「ゴキブリ以上にしぶとくて悪かったな! こっちたぁ、MP共の銃撃戦をかいくぐって命からがらここまで来たんだぞ!?」
「い、いたたぁ! 悪かったよ? それよりも心配したんだぞ!?」
「へぇ! アンタがゲッター1のパイロットか?」
すると、ユウヤはボロキレを纏う紅牙の元へ歩み寄った。
「あんたは?」
「俺は、ワシントンから来たネオゲッター1のユウヤ・ブリッジスだ!」
「ユウヤ……プリッツ?」
「ブリッジスだ! まぁ……同じゲッ
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