第二百三十話
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第二百三十話 ガラス作りのこと
今田先生は今日子先生と一緒に晩御飯を作った、パンを主食とした完全に洋風のフルコースだ。その晩御飯を二人で食べつつ。
今田先生は向かい側の席で食べる今日子先生ににこにことして話した。
「私達が最初にビー玉作った時のこと覚えてる?」
「覚えてるわ、小学生の時よね」
今日子先生はその今田先生に応えた。
「あの時のことね」
「あの時大変だったわね」
「ええ、錬金術もはじめてで」
「中々勝手がわからなくて」
「それでね」
「本当に苦労したわね」
こう二人で話すのだった。
「何かと」
「ええ、けれどね」
「ビー玉出来たわね」
「ちゃんとね」
「錬金術はまずは慎重に」
「そして確実にね」
進めていくものだというのだ。
「そのことを守って」
「少しずつでも作っていく」
「そうしていくものってね」
「先生に言われたから」
「あの娘達にもね」
先生達にとって可愛い生徒である華奈子達もというのだ。
「頑張ってもらいましょう」
「私達はあの子達がすることを見て」
「見守ってね」
「無事に作れれば褒めてあげましょう」
「その時まで待ってあげましょう」
暖かく見守ることにした、そしてだった。
先生達は二人で晩御飯を楽しんだ、最後のデザートのティラミスを食べた後でだ、今田先生は今日子先生にこう提案した。
「歯を磨いた後は一緒にお風呂に入る?」
「いいわね、久し振りにね」
「二人でお風呂に入ってね」
「奇麗になりましょう」
お風呂の話もするのだった。
「一緒にね」
「では後片付けは」
「私達で」
先生達と一緒に御飯を食べていた大勢の使い魔達がここで言って来た。
「そうしますので」
「ご主人様達は歯をお磨き下さい」
「お風呂も用意しておきます」
「全てはお任せ下さい」
「是非共」
「私達に」
こう言って自分達の主を休ませてだった。
食器を洗って風呂の用意もした、先生達はその間に歯を磨いてだった。そうして二人仲良くお風呂に入るのだった。
第二百三十話 完
2015・4・19
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