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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………2
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ぶ声があり、シャイデは思わず締め上げた糸を緩め、声の方を向いてしまった。
「アリサ!?………セッテどう言うこと?私は連れてくるなって言った筈よ?」
「私達はちゃんと待っているように言いましたよ!!」
「私がここまで自力で来たんです。何か嫌な感じがしたから………シャイデ先生、コウを離して!!」
「アリサ………」
「………01の影響か」
シャイデが困惑していると横からコウが話に入ってきた。
(しまった…!!)
シャイデは逃げられたと思い、慌てて糸を確認したがコウはその場から逃げる事無く、一歩も動いていなかった。
「………01って誰?」
慌てた事を表に出さないように警戒して話すシャイデ。
「コウ!!」
「助かったよアリサ。お陰で落ち着いて話を聞いてもらえそうだ」
「………」
アリサに見せた優しそうな顔を見てシャイデは魔力の糸を解いた。
「コウ、一体何が起こってるの?」
「それをこれから話すよ。そして出来れば協力してほしい。この街………いや、この世界を守る為に」
普通ならば冗談だと笑ってからかわれるだけかもしれない。
しかしここにいる零治ではない瓜二つな人物に、ミッドチルダで大きな事件を起こそうとしているクレインの存在が、皆の深刻そうな顔を作り出していた。
「分かったわ、話してみなさい」
「ありがとうございます」
シャイデの言葉にコウは深々とお辞儀したのだった………
「皆、飲み物はいった?」
「は、はい、ありがとうございます」
話すことになったコウだが、流石にあの場で長話をする訳にもいかず、場所を変えることになった。
そして提案された場所はアルピーノ家であった。
「………」
ゼストは静かにコウを見ていた。その瞳は睨んでいるわけでもなく、だからと言って好意的な眼差しでも無い。見定められているような視線に居心地の悪さを覚えたが、コウは逃げるわけにもいかず、皆の準備が出来たのを確認してコウは話し始めた。
「先ずは俺の事だけど、先ほど言ったようにクレイン・アルゲイルによって造られた有栖零治を基にした戦闘機人だ。名前も無く番号で呼ばれていた。番号は02」
「02って事はさっき言った01は………」
「ああ。俺より先に造られた人工魔導師だ。そしてそいつが敵に当たる」
オットーの質問にコウは敵だと答えた。
(コウ………?)
そしてそう言ったコウの表情にアリサは違和感を覚えた。言い方も表情も倒すべき敵だと言っているように見える。
しかしアリサには01と呼ばれた存在に怯えているように見えたのだ。
「そもそもクレインは何故貴方達を造ろうとしたの?」
そんなアリサの疑問を聞く前にシャイデが
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