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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………2
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に必要な物をその場にあったゴミから作り出した。
ゴミは機械から残飯まで様々な物があった事も救いだったのかもしれない。
そこから01は食量、水、生活スペースを作り出し、先ずはライフラインを整えた。コウの質量転移も相成って作業にさほど時間はかからなかった。
彼女は天才だ。それも元となった人物以上かもしれない。
01は『いずれ、自分に牙を向くと思われ、捨てられた』とコウに語っている。
「あれくらいで動けなくなってくれていればいいのだが………流石に無理か………」
彼女は既に常識を逸していた。
環境に合わせる為に、コウとは違い戦闘機人では無い彼女は過酷な環境に対応出来なかった。だからこそ彼女は先ず自分の身体を自身で改造する事を考えたのだ。
「その結果、01は身体能力で言えば戦闘機人の俺と比べられないほどの能力を得た。やっぱりあれくらいで動けなくなるわけないか………」
そう呟いて深くため息を吐く。彼女に対応する事の難しさにため息を吐かずにいられなかった。
「どちらにしてもこの街を巻き込むわけにはいかない、先ずはこの街を出て………!?」
そう思った瞬間、街を異質な空間が包み込む。
「何だ!?」
完全に包み込まれると街にあった音が消え、人が消えた。
「これは結界?だけど何かが………」
「見つけた………!!」
「!!」
その瞬間、声のした方へ、近くの物を転移させる。
「こら、いきなりそんなもの飛ばしたら危ないでしょ?」
しかし01は不意に転移された自動販売機を一刀両断した。
「なっ………!?」
「そう言えばコウにはまだ見せていなかったっけ?私としては別に素手でも良いんだけれど、一応強化されたからって無敵って訳じゃ無いのよね。かと言って申し訳程度にあったリンカーコアも改造しているうちに消えちゃったし。………だから」
青白く光る両刃の剣はまるで水晶の剣の様に透き通って美しかった。しかも冷気を纏っており、周辺の空気が冷えていくのを感じる。
「その剣は………?」
「名前はね、ヴォ―バルソード、氷の魔剣よ。この剣の凄い所はね、見ての通り冷気を操る剣。………ってだけじゃなくてね、この剣を使えばたとえ魔力を持たない人でも魔法を使える様になるの。だって、デバイスの様な人が造った紛い物じゃなく、本物の魔剣だからよ」
「そんなもの………」
「あるのよ。管理外世界の人の訪れない氷河世界。銀色に色づく世界に一層冷気が集う生物の存在が場所に突き刺さっていたの。管理局風に言えばロストロギアに当てはまるのかしら………?まあ研究所の古い文献にその様な記述があったのを思い出してわざわざ探しただけなんだけどね。だけど性能は………ほら!!」
そう言って向かいのビルにヴォ―バルソードを一振り
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