暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0976話
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 3月と言えば桜の季節。そして何よりも、小学校、中学校、高校、大学に関わらず卒業式の季節でもある。
 少し気取った言い方をするのなら、3月は別れと出会いの季節ってところか。……いや、まだ4月じゃないんだから出会いはないか?
 ともあれ、そんな別れの象徴でもある卒業式へと参加する為に、俺は珍しくシャドウミラーの軍服ではなくスーツを着てネギま世界の麻帆良へとやってきていた。
 そして俺がいるのは、麻帆良にあるとある女子校の卒業式が行われている場所。
 ……そう、言うまでもなくかつて俺が在籍していた3-Aの面々の高校の卒業式だ。
 普通であれば中学を卒業して高校に進学する時、自分の進みたい高校を選ぶという関係上、大抵そのクラスはバラバラに……とまではいかないが、幾つかに分かれるのが普通だ。しかし、3-Aはそうはならなかった。
 生徒達自身の要望というのも当然あるが、やはり最大の理由は魔法が関係しているのだろう。
 3-Aには元々厄介な事情を抱えている生徒達を一ヶ所に集めるという理由もあったが、それ以外にも色々と人間離れした人材が多くいる。クーフェイや葉加瀬なんかはその典型だろう。
 他にも雪広財閥や那波重工の令嬢でもあるあやかや千鶴といった面々もいるし、他にも多数そんな存在がいる。
 それに俺がこの世界にいた時の揉め事で何だかんだあり、その結果として3-A全員にはテストケースとして魔法の存在が教えられた訳だ。そのテストケースという意味で、3-A全員がそのまま同じ学校、同じクラスとして卒業したのだろう。
 ちなみに全く話は変わるが、俺が3-Aに所属していた時に高校生の魔法使いだったグッドマンは、今では女子大生をやっている。
 MMの魔法使いで、麻帆良が独立した時に魔法界に戻るという選択肢もあったのだが、結局は麻帆良に残って魔法生徒として未だに活動中だとか。
 ネギ経由で得た情報によると、このまま大学を卒業して教員資格を取り、魔法先生になるという話だ。
 あの頭の固いグッドマンがなぁ……と驚いたのをよく覚えている。
 まぁ、それはともかくとして。現在俺は周囲の保護者達から色々と不思議そうな表情を向けられつつ、卒業式を見ている。
 今日の俺はノーマルの20代バージョンなだけに、周囲にいる父兄にしてみれば明らかに若すぎるのだからしょうがない。
 ただし、少し前に挨拶に向かったあやか、千鶴、円、美砂の両親はどこか複雑な表情を浮かべてこちらに視線を向けていた。
 ……いや、異世界云々というのもそうだが、やはり自分の娘の恋人が他に何人も恋人がいるというのは色々と納得出来ないものがあるのだろう。それが分かるだけに、そちらから向けられる視線は大人しく受けつつ、卒業生代表の挨拶を聞いている。
 卒業生代表は、当然の如くあやかだ。
 千鶴、円、美砂
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ