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歌集「春雪花」
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 君 想い

  筆を走らす

   日々すらも

 君に何ぞ

   意味の在りしや



 いつも彼を想いつつ筆を執る…。
 私がそんな日々を送っているとは、彼は露程も知らない…。

 私がどれだけ想いを綴っても…彼には全く意味のないことなのだ…。



 重すぎし

  想いぞ紙に

   吐き出して

 虚しき今を

    封じ込むなれ



 重すぎる想い…抱え続けるのはとても苦しい…。
 だから…それを紙に書き綴る…。

 少しずつ…辛さを吐き出し、この虚しいだけの今を…まるで紙に閉じ込めてしまうように…。

 でも…彼に会いたいと言う想いは…消せようもないのだけれど…。





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