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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………
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「ふぅ、遅くなっちゃったわ………コウまだ待っているわよね?」
それから30分後。アリサは遅れて待ち合わせの公園へとやって来ていた。
講義が長引き、遅れるとコウに貸したスマホに連絡を入れておいたが、肝心のコウからは返事が無い。
「怒ってるかしら………?」
まだ起こったところを見た事が無かったが、無いからこそ怒らせたら大変だとアリサは考えている。
「急がないと………」
自然と足が早足になっていき、最後には駆け足で公園へと向かう。
「………あれ?」
公園が見えた辺りでアリサは異変に気が付いた。
「人が大勢?パトカーも止まってるし………何かあったのかしら?」
そう呟きながら人ごみの中から中の様子を見る。
「えっ………」
そこは異様な光景だった。
手前の砂場付近にはブルーシートが被さっており、奥のベンチ付近では人の手では不可能な事が起きていた。
「自販機にベンチに遊具やゴミ箱が積み重なってる………?」
まるでオブジェの様に積み重なったその光景に野次馬達は皆スマホのシャッターで画像と撮っていた。
「かわいそうね………」
「ええ、即死だそうよ………まだ若いお母さん方と幼い子供なのに………」
と野次馬のおばさんの話が聞こえてきてアリサは耳を疑う。
(こんなの普通じゃ無い………となると魔法………?でも海鳴市にこんな事する魔導師なんて誰も居ないのに………)
そう考えて、思考が止まる。不意に浮かんだ考えを否定したかった。………だがそれ以外今のアリサに考えられなかった。
(コウが………やったの………?)
未だに連絡が取れない事、そしてこの公園にいた唯一魔法が使えそうな人物。
「嘘よ………」
アリサはふらつく足取りながらゆっくりと公園から離れて行った………
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