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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………
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なアリサにも物怖じせず、淡々と返した。
「答えが出るまで一緒に居なさいって言ったのよ!!あなたはオリジナルの零治に迷惑がかかると言ったわね。だけどそんな事絶対に無いわ!!だって零治は貴方みたいに諦めて投げやりになるような事なんて無い!!特に家族の事になれば零治は絶対に何があっても諦めない!!」
「家族………?」
「あなたもここで探せばいいわ。貴方の存在意義も生きる意味も!!だからただフラフラとただただ流されるだけになるのは止めなさい!!良いわね!?」
「あ、ああ………」
流石にアリサの勢いに巻き込まれ流れのまま答えを返してしまった零治?
「よし、なら決定!!じゃあ先ずは………」
だがアリサはその返事に満足し、連絡を取り始めた。
(流されるだけになるなと言ったが、これは違うのか………?)
と疑問に思った零治?だが、他にこの状況を拒否する理由も特に無かった。
(まあいい、このまま適当に動くよりマシだろう。アリサの話だとオリジナルとも俺はかなり違う人物みたいだし問題無い。………だが、違うからこそ俺は………)
そこまで考えて考えるのを止めた。
「よし、それじゃあ先ずは鮫島と私の友達のすずかの所に行きましょう」
「すずかは記憶にある。スタイルの良い、綺麗な大和撫子と呼ばれるような女性のようだな」
「あいつ、妙にすずかの評価が高いわね………因みに私はどう言う風に認識してたの?」
「面白い怪力少女…うごっ!?」
そう言った瞬間頭をひっぱたかれ、思わず変な声を上げてしまった。
「何をする、痛いぞ」
「うるさい!!零治、覚えていないさ………そう言えば………」
怒りの表情に変わったかと思えばケロッといつも通りに顔に変わるアリサ。
(表情豊かだな………)
と内心思いながらアリサの話を聞く。
「貴方の名前は何て言うの?」
「名前………」
「零治と同じ、レイジ?」
「いや、俺は………」
そう呟き、考える。仲間と居る時は互いに管理されていたナンバーで呼び合っていた。
「………そうだな、だったらコウスケとしよう」
「コウスケ?」
「有栖零治の別名らしい。………だが詳しい事は分からない」
「知らないわね………まあいいわ。だったら略してコウと呼ぶわね」
「構わない。むしろそれの方が短くて良いか」
「本当?じゃあ………」
そう呟きながらコウの目の前に立つアリサ。
「これからよろしく、コウ」
「………ああ、よろしくアリサ」
差し出された手をコウはしっかりと握りしめた………
そしてコウが来てから一週
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