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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………
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か雰囲気が違う………)
「アリサちゃん!!」
考え事をしながら歩いていたアリサにすずかが声を掛けた。
「すずか、おはよう………」
「どうしたの?朝から難しい顔してるけど………」
「そうね、どうせ話すつもりだったし………」
と、そこまで話して腕時計を見る。1限目の講義まであまり時間は無く、ゆっくり話している余裕は無かった。
「すずか、今日って空きの時間ある?」
「今日?えっと………2時限目なら空いてるけど」
「そう………なら2時限目にいつものカフェの場所に来てくれない?話したい事があるの」
「え、ええ良いけど………」
アリサは2時限目にも講義があったが集中できないだろうと思っていたのですずかに時間を合わせた。
「それじゃあ後で」
そう言い、大学に着いた所で互いに別れた………
「お待たせ」
いつものカフェは2人が昼食を摂る時や、談笑する際に利用するカフェだ。大学内に3つあるうちのコーヒーが一番美味しいお店であり、コーヒー好きにはたまらない場所であった。
「先に飲み物も買っておいたわ。アイスカフェオレで良いわよね?」
「うん、ありがとう」
飲み物を受け取ったすずかは軽く口を付け、一息吐いた後、アリサに注目した。
「それで話ってなに?その様子からすると結構深刻な話みたいだけど………」
店に入ってアリサを確認した際、すずかは気が付いていた。何時もとは様子も違う深刻な顔をしたアリサを殆ど見た事が無かったからだ。
「昨日のバイトの帰りにね、見つけたの」
「見つけた?」
「うん。………零治を」
「零治君を!?」
思わず身を乗り出して叫んでしまったすずか。幸運にも授業に出払っていた為、カフェの中は無人だった。
「正しく言えば多分零治に似た誰か………でも凄い似てるのよ。ただ違うのは髪が長いだけ」
「髪が長い………?」
「うん。肩まで伸びていたわ」
そうアリサに説明されすずかは信じられない顔で俯いた。
「別人………じゃないの?」
「私もそう思う。………けどあまりにも似すぎてるのよ………それに魔導師がいる世界だし、私達の知らない常識ってありそうじゃない?だからもしかして何かに巻き込まれてああなったんじゃないかって思ったの」
「なるほど………」
アリサの考えに納得して黙り込む。
何かに巻き込まれた………そう考えると確かに朝の様子も納得出来た。
「その………零治君に似たその人はどうしてるの………?」
「取り敢えず私の家に運んで、鮫島に病院へ連れて行ってもらってるわ。そろそろ家を出た頃だと思うけれど………」
そう話し
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