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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………
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させるわ!!」
アリサが不機嫌な理由、それは電話を掛けた相手が音信不通状態だったからだ。
連絡が取れないのは夏休み終盤からであったが、そのまま学校が始まっても有栖家の面々の姿は見れなかった。
シャイデに一度、会って話しを聞いてみたが、『大丈夫、心配いらないわ』とはぐらかされてしまった。それから9月に入り、学校を休ませてもらっているらしい。
「でもどうしたんだろうね、夏季にあった特別講習にも来なかったし………」
「はやて達なら何か知ってるかもって連絡を入れてみたんだけど忙しくてゆっくり話せないみたいなのよね………」
そう話している内に2人の中の不安が徐々に大きくなっていく。
(もしかしてまた大きな事件が………?それで零治達有栖家も関係してる?)
そう考えるともうこれ以上首をつっこまないほうが良いとアリサは思う。だがそれでも納得できない部分はあった。
「やっぱり嫌だね。分かってた事だけど、私達じゃなのはちゃん達も零治君達も助ける事が出来ない。むしろ邪魔になっちゃう」
アリサの表情を思っていた事を察したのかすずかが暗い顔でそう呟いた。
「そうね………」
分かっている。だからこそ私達の出来る事でなのは達の手伝いをする。と決めていたが結局本当に大変な時には何も出来ない。
「取り敢えず今日は帰ろう。アリサちゃんももうバイトの時間でしょ?」
「えっ!?いけない!!」
時計を見ると16時半を回っていた。すずかとこのカフェで2時間過ごしたことになる。
「ごめん、今日は早めに来てほしいって言われてたの!もう行くね!!」
「う、うん分かった。気を付けてね!」
すずかの返事を聞いて、アリサはカフェを出た………
「お疲れ様でしたー!!」
アリサのバイト場所は海鳴市の駅前にあるイタリアンレストランだ。バイト自体アリサの家から見えれば必要無いのだが、社会勉強と料理も学びたいと思い、募集していたおしゃれなレストランでアルバイトを始めたのだ。
………もっとも接客を担当しているため、一向に料理の腕は上達していないのだが。
「はぁ、疲れた………」
この日は珍しくまとまった団体客が店に訪れ、店を閉める22時まで休む間もなく忙しかった。
予約客も大勢いたため、早く来てほしいと言われていたのだが、これ程忙しくなるとは思ってもみなかった。
「明日も朝から講義なのに………帰ったらお風呂に入って直ぐに寝ましょ」
そう思いながら早足で歩き、スマホを確認する。
………新しいメッセージ、電話等何も通知は無かった。
「本当にどうしたのよ………」
ここまで来ると気にしない
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