機動戦士ガンダムSEED編
第11話
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巨大な。後ろを向くと先遣隊の最後の艦が盛大な爆発を起こして撃沈したのが目に映った。
「そうか、ナスカ級の砲撃…」
くそっ!一歩遅かったか!……ムウになんて言えばいいんだかな。
だが、感傷に浸っている暇などなかった。ナスカ級からジンが六機発進し、ナスカ級はアークエンジェルに対して攻撃を開始したのだ。
「!ちぃ!!」
無反動砲を回収し、アークエンジェルへと急ぐ。
アークエンジェルもゴットフリートやバリアントを撃ち応戦しているが、ジンが全機攻撃に加われば何時まで保つかわからない。
キラはまだイージスと戦っているのか戻ってくる兆しは全くない。
アークエンジェルの近くまで戻り、オレは無反動砲を移動中ジンの内の一機に向け発射する。避けられたが向こうはオレの存在に気付いたようだ。何機かがこちらに向かってくる。
「よし、こっちに来い…!」
数を分散することには成功した。あとはアークエンジェルが保ってくれることとあいつらを相手に生き残れるかということだが…やってやるさ。
近付いてくるジン達。戦闘になるのは確実だと思われたその時
『ザフト軍に告ぐ!こちらは地球連合軍所属艦アークエンジェル。当艦は現在、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの令嬢ラクス・クラインを保護している』
アークエンジェルよりナタルから発せられる放送がオープンチャンネルで響き渡った。その放送によりジン達とナスカ級は攻撃を中止し、動きを止める。
『偶発的に救命ポッドを発見し、人道的立場から保護したものであるが、以降当艦への攻撃が加えられた場合、それは貴艦のラクス・クライン嬢に対する責任放棄と判断し、当方は自由意志によってこの件を処理するつもりであることをお伝えする!!』
その言葉を聞いたジン達は少しした後、ナスカ級へと戻っていった。帰艦命令がでたのだろう。まあ、ラクスは最高評議会の議長というお偉いさんの娘であると共にプラントで絶大な人気を誇っているからな。そりゃ殺す訳にはいかないし、誰も好き好んでそんなことをしようとは思わないだろうな。
しかし、ここも原作通りになったな。一応助かったが、ラクスを人質にして脅すのを考えたのがフレイと思うと…、有効な手ではあるがな…。
こうして後味の悪い幕切れでこの戦闘は終わりを迎えた。
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