機動戦士ガンダムSEED編
第11話
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ットに破損は無いし、ムウ自身も特に外傷等は見受けられない。
「そうか。だが機体の状態からして早くアークエンジェルに戻った方がいいぞ。そんな状態じゃ戦闘は無理だろ」
『ああ、わかった。…悠凪』
「ん?」
『…すまんな、後は頼む』
『…了解した』
ムウはそう言い残してアークエンジェルへと戻っていった。
…やっぱり普段は飄々とした感じで軍人とはあまり思えない印象だが、やはり任務を遂行出来ずに撤退しなくてはならないというのは悔しく思うのかね。
人間というのは基本的に勝てば嬉しく感じるし、負ければ悔しいと思う。これに当てはめればムウのあの様子は至極当然と言えるな。
なら、先遣隊を守りきらなければな。託された身としてはそれくらいできないでどうするっていう話だ。
残っている戦艦を目指して移動を開始する。奴らの狙いは先遣隊の殲滅。だったら確実に残った敵の方へと向かうだろう。
案の定、ジンは戦艦へと攻撃を行っていた。武装を粗方破壊され、もうあの戦艦は撃沈も時間の問題だろう。
重斬刀を抜き、最大加速で接近しジンへと切りかかる。
あちらもすぐに気付き無反動砲で応戦してくるが、そういうバズーカ系の武器は撃つまでのモーションが長くなりやすいので高速で移動している相手には避けられる場合が多い。それも正面で放たれたものだ。避けるのは容易かった。
弾頭を横に避けた瞬間、一気にジンの懐まで迫り重斬刀を振り下ろす!
だが、敵もそれなりに腕はあるようだ。咄嗟に後ろへ引くことでダメージを装甲にかする程度に済ませた。
そして相手も重斬刀を抜きこちらへ切りかかってきた。オレはそれを自分の重斬刀で受け止め、即座に弾き距離をとる。
無反動砲をその場に捨て、移動しながら突撃機銃をジンに撃ち放つ。
ジンはそれを回避しながらこちらに接近しようとしている。射撃が駄目なら接近戦でということか。ならば…
オレは徐々に機体のスピードを緩めていく。相手がそれに気付かないよう慎重に。それに気付かぬまま敵のジンは突撃機銃を避けながらこちらに接近していき、ついに重斬刀の間合いまで迫ってきた。そして大きく重斬刀を振りかぶり…ここだ!
敵の重斬刀をスラスター等の微調整で機体を斜めに逸らし回避した。かなりすれすれの状態で。
そのままの状態で突撃機銃を敵の胴体向け、引き金を引いた。
ズガガガガガ!!!
突撃機銃より放たれた弾丸に耐えきれず、ジンはその胴体の全てを穴だらけにしながら活動を停止した。急いでその場から離れ、その姿が少し小さく見え始めた時、ジンは風船が破裂するかのような勢いで爆発した。
…これで残るはイージスとナスカ級だ。ならキラの援護に………
ドガァァァン!!!
「!」
後方で爆発があった、それもかなり
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