機動戦士ガンダムSEED編
第11話
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で戦場を見回してみると、先遣隊の戦艦の一つに攻撃を行っているジンを発見した。そのジンへ挨拶代わりに突撃機銃を放つ。
こちらの放った攻撃は敵に気付かれ、横に移動することで回避される。そして敵は装備していた武装、M68キャットゥス500mm無反動砲をこちらに向け弾頭を発射してきた。
これを横に大きく逸れることで避け、また牽制用に突撃機銃を放つ。
敵もやはりこれを避けるが、オレはスラスターを最大限に噴かせ一気に敵に突っ込んでいく。
迎撃の為、無反動砲を発射しようと相手も構えるも今回はオレの方が早い。余っていた右手で腰に付けていた重斬刀を握り、敵に切りかかる。
オレに切りかかられる瞬間に敵も重斬刀を握りしめ、オレの攻撃を何とか防いだ。互いの刃と刃がぶつかりあい、コックピット内にも聞こえる程の衝突音が辺りに響き渡る。
あまり時間がないんでな。さっさと墜とさせてもらう!
オレは敵がここから次の行動に移る前に、こちらから仕掛けることにした。左足による膝蹴りだ。
蹴りは見事、相手のジンのコックピット部分に当たった。ジンがその衝撃により動きが鈍った瞬間、畳み掛けるように突撃機銃を連射しジンの頭部を破壊する。
頭部の爆発により若干態勢を崩す敵のジン。その隙を見逃さずオレは重斬刀で敵の無反動砲を持っている右腕部分を切り飛ばした。
だが、敵も衝撃から回復したようだ。残った左腕の重斬刀でこちらに切りかかってくる。
それを右に回避、そしてすぐさま突撃機銃をジンに向け放った。
このような至近距離で、尚且つ攻撃を行った直後の態勢のまま銃撃を避ける等まず無理だろう。敵のジンは何の対応もできずに弾丸を浴び続け爆散した。
「まずは一機」
残り二機のジンの相手もしなくてはならないが、その前にあれを回収しなければな。
モニターで辺りの様子を見てみると、すぐ近くにそれを発見できた。
「無事に残ってたな」
それの前まで移動し、状態を確認する。先程ジンから切り飛ばした無反動砲を握った右腕のパーツである。
両手に持っていた武器を腰に取り付け、右腕のパーツから無反動砲を取り外す。
何故これを欲しがっているかというと、前回の戦いでブリッツにより基地から持ってきたバズーカを破壊されてしまったからだ。アークエンジェルにはザフト製の武器の類は置いていなかった。なので予備も無い上に弾薬の補給も不可能。なのでできる限り武器や弾薬を消耗せず戦っていかなければならないのだが初っ端から持ち合わせの武器を失う羽目になってしまった。
これから戦っていく敵は強敵ばかりだ。もしかしたら前回の戦いと同じように武装を破壊される可能性もあるし、何より補給の目処がない。
そんな状況をどうやって打破するか考えた結果、“敵の武装を奪う”ことに決めた。
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