機動戦士ガンダムSEED編
第11話
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く。どうやら出撃体制が整ったようだ。
『ジン、発進どうぞ!』
「よし、悠凪・グライフ。ジン、発進する!」
リニアカタパルトより射出され、宇宙空間へと飛び出す。その先で行われていたのは連合軍とザフトの戦闘だった。
連合軍の戦力は戦艦が三隻、恐らくあれが先遣隊だろう。そしてその三隻から出撃した二十機近い数のMA部隊だ。一方ザフトは戦闘が行われている場所より少し離れた所に戦艦が一隻見受けられる。クルーゼがいるであろうナスカ級だ。それより出撃しているのはMS四機。イージスに全て同じ武装、M68キャットゥス500mm無反動と重斬刀を装備したジンが三機。
普通に見れば数で勝っている先遣隊が勝つと思うだろうが、状況は全くの逆。MA部隊と三隻の戦艦はたった四機のMSに翻弄され、次々とMAが撃墜されているという状況だ。特にイージスはヘリオポリスで奪取されたGシリーズの一機。ジンとは元から性能が違う上にパイロットの腕も相まって、戦艦より発射されるミサイルやビームを軽々とかわし、MAを撃墜していっている。
これを見ると、ザフトのMSと連合のMAの性能の違い。そしてザフト兵の練度の高さがよくわかるな。
後方を確認するとエールパックを装備したストライクがアークエンジェルより出撃したのが見えた。そんな時
『悠凪、キラ。ちょっといいか』
先行して出撃したムウからオレとキラに通信が入る。恐らくあの四機のことだろうな。
『はい』
「何だ?」
『ああ、イージスの相手だが誰が行く?まずはジンをどうにかしないと始まらないしな。奴を援護できないように引きつけておく必要がある』
「オレはパスだ」
今回はイージスはどうでもいい存在だ。オレじゃなくてもMAに乗ってるムウはともかくキラは色んな意味で大丈夫だろうしな。なので断らせてもらおう。
『理由を聞いてもいいか?』
「まず性能差だ。イージスはPS装甲で実弾は全く効かない。G三機と戦った時はデブリに隠れながら時間稼ぎに徹していたからどうにかなったが、今回は周りに障害物は無い状態での戦いになる。この条件じゃとてもじゃないが勝てるとは思えないからな。フラガ大尉もさすがにMAで奴の相手をするのは無理があるだろう。消去法で同じGに乗ってるキラに頼みたい」
『僕ですか!?』
「心配するな。ジンの排除が終わったらすぐ援護に向かう」
「…わかりました」
『じゃあそれでいくか。悠凪、キラ、またアークエンジェルでな』
その言葉と共にオレ達はそれぞれ戦場へ散っていった。さぁて、んじゃやりますかね。
スラスターを最大加速で噴かせ、戦闘が行われている宙域へ向かっていく。
モニター
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