2部分:第二章
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が来たよ」
あらためて優しい声で娘に対して告げたのだった。
「お婆ちゃんがね。美果に会いに来てくれたよ」
「わかるわ。だってあの髪型」
その障子の向こうの黒い影を見ながらの言葉である。
「それに着物だって大きさだって。どう見てもお婆ちゃんよ」
「そうだよ。お婆ちゃんだよ」
(けれど)
ここでまた心の中で呟く暢彦だった。その障子の向こうの影を見ながら。
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